Wednesday, June 25, 2008

何でドイツでデザインを?

この質問は、日本人をはじめ、ドイツ人、他の国の人達にも何回もきかれてる。

「何でって?ドイツ好きだから…」

と、その都度答えてる私…。かなり説得力がないのは自分でも承知の上なのだが、他にこれと言った言い訳のないので。

他の理由としてあげられるのは、英語嫌いだったとか。
自分で言うのもなんだが、ロクでもない…。

前には、ほんの少しだけ具体的な理由があったのだ、。
私が「留学しよう!」と自分の中で決心した当初、ドイツで絵画か彫刻を勉強するつもりだった。
まわりにドイツ芸術びいきの人がいて、その人のドイツ滞在中の話なんかを聞いているうちに、なんとなく「ドイツかー、行ってみたいなー」と思うようになったのだ。

この憧れのようなものが、具体てきな形になったのは、日本で大学を卒業しようとしている時だった。
自分のやりたいことやら、将来のことやら考えると、もうちょっと勉強したい、と思ったのだ。

そこで、自分の中で、「ドイツ留学」が浮かび上がってきた。ドイツの芸術が好きだし、何回かドイツ語圏を旅行したことがあって、イギリスやフランスよりも自分に合う気がしたのだ。もちろん、ドイツの芸術が好きだということもあった。

それに、結構有名な話だし、このページを見ている人なら知っていると思うけど、ドイツでは大学の授業料が無料(2008年現在、一概にそうとは言えなくなりました)なのだ。

「留学」と聞くと、大抵アメリカかイギリスを思い浮かべると思うが(私がそうなんだけど)、かなりのお金が必要だという話を聞いた。
イギリスに留学していた人の話では、だいたい「日本の私立大学の授業料程度」が授業料の相場だとのことだが、そんな金額は私にはとうてい払えない。従って、私の留学先はドイツに決定した。

その後いろいろ考えて、最終的には絵画や彫刻ではなく、デザインを勉強しようということになった。
割と安易に留学先を決定し、何度か旅行に来たことがあったくらいで、よくもどうにか大学に入学できたなー、と今では自分でも感心してしまうところである。

最近よく思うのが、「ドイツ語がこんなに難しいなんて、日本にいるころに分かっていたら、どうしていただろう?」ということ。

私に英語の下地がほとんどないということが原因なのだろうが、大学に入学するまでの1年間、ドイツ国内の語学学校で、それこそ大学入試のときよりも真面目に勉強したにもかかわらず、今でも授業中のドイツ語は分からないことがよくある。

でも、ドイツ語という言語を気に入っているし(めちゃめちゃ難しいけど)、誰に言われたわけでもなく、自分で「ドイツに留学する」と決めてやってきたわけだから、四苦八苦しながらもどうにか楽しんでいるといった毎日である。


01.06.2002記(06.25.2008改)

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