Thursday, August 30, 2007

痛い一言

また飽きもせずに卒制ネタでございます。
まあ、あと3週間後には卒論の方の提出、さらにその5週間後には卒制のプレゼンなので、試験中の学生はみんな、ラストスパートをかけている最中なのであります。

うちの大学では、試験の際に面倒を見てくれる教授が2人必要で、その2人とほぼ毎週のように会って、話し合いを重ねているわけなのですが…。

昨日は4時間、1人の教授とその人が担当する学生計7人で話し合い、今日は5時間、別の教授とその学生計8人で話し合い。
…ほとんどの場合、別の人の話を聞いてるだけなのですが、こーれーがー疲れました…。

昨日の話し合いでは、もう1人、また別の教授(ちょっと不思議ちゃん系なお方なのです)も来てて、みんな思うように制作が進んでなくてブルーで重苦しい空気に包まれる中(半泣きになってる子もいたり…)、最後の最後にとどめの一言。

「あら~。提出まであと何週間なの?え、後3週間?みんなどうしてこんなに遅れてるのかしら~?みんな、間に合うの、ホントに?」

…あなたに言われなくっても、私たちの方がよくわかってるって。ヒジョーにヤバい状況だってことは…。

で、今日の話し合いでは、「時間的にヤバイのですが、どうにか間に合うように頑張ります」と最初に言ったところ、

「あははははー。君、いつもいつもそう言ってるよねー」

…笑ってたし、冗談のつもりなんでしょうが、痛い一言ですよ、先生…。

しかしもっと問題なのはこの2人の教授、どうもというか、ほぼ確実に仲があまりよくないようで…。
いや、仲が良くないというより、趣味が合わないと言った感じ。
会うたびにまるで正反対のことを言われちゃうのですよ。
あっちがこう言ったしたら、こっちが示し合わせたように真逆のことを言ったり。

でもここドイツでは、「教授に何を言われようが、自分のやりたいようにやったらいい」ってみんな言ってるので、もう時間もないことだし、そのようにするつもりです。
…間に合えば、の話ですが…。

Tuesday, August 28, 2007

Studiengebühren (シュトゥディーンゲビューレン=授業料)

ついにうちの州でも導入されました、授業料。
前までは、規定ゼメスター(学期)数+4ゼメスター以上学生やってる人のみ、毎学期500ユーロの授業料の支払いが義務だったのですが、来学期(1ヵ月後の10月1日)からは、1学期目だろうが、20学期目だろうが、関係なく500ユーロ徴収されるのです。
これに加えて学生費も別にあるので、学生は半年で700ユーロ近くの払い込みが必要となるのです。
これ、バーデン=ヴュルテンベルク州(シュツットガルトが州都の州)ではすでに導入されているし、ハンブルグでも私の大学のある州と同じように、来学期から導入。
近いうちにドイツ中のどこでも導入されそうな気配がします、授業料…。
まあ、でも日本の大学の授業料を思えば、相変わらずめちゃ安なのは言うまでもありませんが。

今日、その件で大学の秘書課に行ってきたのですが、まあ、秘書さんのくたびれっぷりはすごかったっす…。
ホント、秘書課に来る学生全員が、どうにか授業料を払いたくない!っていうことで抜け道を探しに(あるいは、秘書さんに直談判しに)やって来るんですから、ハイ。

一般的対策として挙げられるのは、休学。
これなら授業料は払わなくってもよいのですが(学生費は支払わないとダメ)そうなると、学生全員休学しかねないので、ちゃんとした理由が必要。
企業研修や病気、産休なんかの理由が必要で、企業研修なら、受け入れ先企業の証明書が必要となるのです。

でも、みんなそんなこと知らないので、秘書課に来ては「バイトが忙しいので休学します」やら、「研修やるので、休学します(でも証明書も申請書もなし)」って秘書さんに言って、「そんなの認められないわよ」と追い返されている次第なのです。

で、私は…、と言いますと…。
一応、卒業試験中で、その試験も11月の頭に終了予定なので、除籍しようか(卒業試験中なら、除籍しても試験続行できる)とか思ってたのですが…。
そうすると、10月以降、モデル制作の際にも工房に出入りができなくなる上に、今借りている大学のさまざまな工房の鍵を全部返却しなきゃならなくなる、ということが発覚。
…鍵はなくってもどうにかなると言えばそうだし、工房も使わせてもらえるだろうけど、もし事故が起こった際に、大学側に迷惑がかかるし、もしデカイ機械を破壊したりなんかしたら、全額弁償とかシャレになんないし…。
もちろん、大学でモノを壊したことなんてないけど、こういうことっていつも都合の悪いときに限って起こるんだよねー…。

というわけで、休学届けを提出し、学生費を払い込みましたー。特別措置として卒業試験の学期に限って、休学扱いにできるのです。
結果から言うと、私たちの代がドイツ学生天国最後の恩恵を受けた世代と言えるのではないかと…。
…これから勉強し始める人は大変だなー…。

Saturday, August 25, 2007

掃除当番

現在、私は大学のある町に、ドイツ人2人とルームシェアしていまして。
まあ、ドイツでは一般的なことだし、学生はもちろん、独身のサラリーマンも普通にやってることで、なにより重要なのは同居人同士のコンビネーション。
共有する場所(台所やバスルームなど)をどう使うか、というのが他人同士、うまく付き合っていくポイントになるのです。

今のうちに入居した際には、一応掃除当番は交替制ということになっていたのですが、それもあってないようなものでして。
まあ、基本的に、台所やバスルームを使った後には、使用前と同じ状況に戻せばいいだけな話で、それが徹底されてたら、別に掃除当番はいらないと思っていたのですが…。

つうか、人によってはそれができないわけでして…。

うちの同居人の1人はいいのですが、もう1人が台所を使った後は、流しに食器の山で、床には食べ物が落ちていたり。
そして、バスルームは床が水浸し。

彼女、すごくいい子で別に悪気があってやってるわけではなくって、片付けるときにはちゃんと片付けるし、掃除もするのですが、その片付け方もかなり雑なのですよ…。(まあ、私も食べたあとすぐには後片付けをしたくない気分の時もあるし)
ちなみに、彼女が洗った食器はもう1度洗わないことには、どっかに食べかすがくっついているので、使えない(使いたくない)のです…。

な~んかこの間、彼女が(珍しく)台所を掃除してまして。
それが終わった後に、「次はあなたの番よ!」とか言われて、かなりカチンときたわけです。
私は、なんだかいつも大掃除とまでは言わないまでも、週に2度はバスルーム、フロア、台所に掃除機をかけて、週に1度は床をモップで水拭きして。
どうせ、自分の部屋を掃除するときにまとめてやっちゃうのと、手間はあんまり変わらないし。

でも、その直後に上記のように台所なり、バスルームを汚されると、キレそうになったり…。
で、彼女が掃除するのを待つ間に私の方が汚さに耐えられなくなるのですよ…。

別に私もどっちかといえば部屋は散らかってる方だけど、なんだか私ばかり掃除してるような気がして…。
じゃあ、相手に言えばいいじゃん、ってことになるのですが、これが結構、微妙な問題なような…。
食器の洗い方なり、バスルームの使い方って、その人が育ってきた環境なり、親の教育からくる習慣だと思うのですよ。
なので、これを下手に刺激すると、かなりの侮辱になりそうな気配が…。

まあ、後2ヶ月ちょっと住むだけの家なので、このまま我慢して終わるような感じなのですが、さすがに朝起きて、台所がめちゃめちゃだと、出鼻をくじかれた気になります。

って、なんだかここ数日、この件でストレスがたまってきてるので、ちょっと愚痴ってみましたー。
すみません…。

Friday, August 24, 2007

ヤバイです~

ここ数ヶ月、いつもしつこいくらい言ってましたが、卒制、マジでヤバイです~(泣)

1ヵ月後に提出せにゃならぬのですが、まだデザインも固まってないのですよ、これがまた。
つうか、それ以前に、何をデザインするか自体が決まってないという致命的な問題が…。
普通は「なんのデザインをするか」(家具とか、車とか、服とか)っていうことを決めてから、取り掛かるものなのですが、今回は教授に「とりあえず、試作モデルをガンガン制作して、その過程ででてきた面白い形体を有効に利用できる分野のデザインに応用していけばいいから」って言われて、モデルを作って作って、作りまくって、とりあえず、面白い形はできたのですが、何に利用できるかがさっぱりで。
来週早々には、この形体を何のデザインに応用するかが決まってないと、マジで提出に間に合わない…。

って、追い詰められると人間、現実逃避したくなるのが常というもので、昨日、一昨日とyoutubeにてケロロ軍曹見てたら日本に帰りたくなったり…。(ホームシックというより、日本に帰国してる時って、な~んもしなくていいので、日本=休暇という図式が私の中で出来上がっているのです。)
…自分でも「この年でケロロ軍曹見て、家に帰りたくなるってどうよ?」と思いましたが。

ああ…、今すぐ、すべてが終わっているはずの11月半ばにワープしたい…。

ということで、頑張る以外はどうしようもないので、がんばります…。

Sunday, August 12, 2007

カラオケ

今日は初めてドイツでカラオケをやりましたー。
実は友達の誕生日で、そのパーティーがカラオケバーであったのですよ。
カラオケ未体験のJ君も一緒に行ってきました。
このバー、ほぼ韓国人向けのカラオケで、中国人、日本人用、そして英語の曲が少しあるところ。
で、誕生日だった友達も韓国人だし、来てるみんなはほぼ全員韓国人。そしてドイツ人ちょっと。日本人に至っては私のみ。

「…や、やっぱり、みんな知ってる局の方がい…いいよ…、ね?」

と、ちょっと古めでポピュラーなヤツを選んだつもりが、みんな知らなかったみたいで、ちょっと寒い空気が…。

「ど…、どうしよう…!韓国の人でも知ってそうな曲って…?SMAPとか?曲名も知らない…(ちなみに知ってた曲名も「夜空ノムコウ」だけだった…。しかもめちゃ古いし)。BoAも名前しか知らないんだけど…」

でもここで「上を向いて歩こう」とか、山口百恵を持ってくるのはちょっと強引過ぎるか?と悩みに悩んで、結局そのまま歌わずに帰って来ちゃいましたー。テヘ。
J君に至っては、見てるのは面白いけど、歌うのなんてとんでもないから、頼むから歌え!とか言ってくれるな!と出かける前から散々言ってたので、歌うはずもなく…。

やっぱり英語の歌のレパートリーを作っておいた方が良さそうな感じです…。
とりあえず、J君はfifth dimensionの「Aquarious」(イヤ、J君がヒッピーな曲を歌うと面白いかと思って)とはじめ、大好きなメタル系の曲(マノウォーとか、メタリカとか)を目標に、私はガンズを中心に家で練習することにします。

つうか私、家で練習してたら同居人もいるのに、変な人と思われるかも…。(しかもガンズ…)

Thursday, August 09, 2007

3ヶ月かけて

最近、ようやくはまりました。
日本のドラマに…。

今、卒制の試作モデルをコツコツ作ってるのですが、基本的に何か見ながらダラダラ作業するのが好きなので、作業中でも見られる日本語のドラマを見るようになりまして…。
こーれーがー、見出したら止まらなくなるのですね!
で、ついでだから、うちのJ君も一緒に楽しめるような英語字幕つきのドラマを狙って、2人で延々鑑賞しております。

ドラマなんかに興味なんてないよー、って顔してたJ君ですが、これが結構真剣に見ていて。
週1で3ヶ月間、全12回で確実に話が終わるっていう日本のドラマの緊張感もよかったみたいですが。
さて、ついこの間、あるドラマの最終回を見てる時にJ君が…。

「なんだ、これは!ここまで3ヶ月もかけて(私らは一気に見たけど…)視聴者を焦らせて待たせておいて、チュウだけか!?中学生じゃーないんだぞ!20代、30代のいい年こいた大人の恋愛が、ほんとにチュウだけで終わるのか??」

…って、ホントにチュウだけで終わってしまいましたー。(ここでチュウチュウ書いてる私もキモいけど)

まあね、ドイツのドラマだったら、二十歳くらいで子どもができて、三十路までに1回泥沼離婚、今の不倫相手が離婚調停中!くらいにはなってるだろうしね。
日本でもないわけじゃないけど(昼メロとか)、主流じゃないなー。
さすがに午後の9時くらいから始まるドラマがそんなだったら、ヘビーすぎるような。
日本のドラマの醍醐味といえば、この体中が痒くなるような臭みあふれる、甘酸っぱさを楽しむのがよいのですよ。(どんなやねん)

Wednesday, August 08, 2007

紫の…

気がついたら数週間、日記を書いとりませんでした…。
ずっと家にいて、なんらかの作業をしてるだけなので、ネタがなかったっていう話なのですが…。
出かけると行ったら、食料の買出しにスーパー行くくらいの話で。

でも、1週間くらい前から、うちの近所のスーパーで紫色のにんじんが売られているのですよ!
その名も「Möhre Violett=(紫にんじん)」。
そのまんまやないか!っていう話なのですが、面白そうなので買ってみました。
そして、家で皮をむいて、千切り状におろせるおろし金でおろして、サラダにしてみたところ、すごい赤紫のサラダに。
まな板の上で切ると、まな板まで赤紫に染まります。
さらに、トマトソースを作ろうと思って、細かく刻んでセロリとたまねぎとホールトマトで煮込んだら…。
鮮やかな赤紫のソースになりました…!

スゲーです。
食紅入れたみたいです。

でも、これ、あとで入ってた袋をよくみてみたら「皮をむかずに、生で食べてください」とか書いてあって…。
でも、これだけ熱に強い上に鮮やかな色が出るなら、にんじんケーキとかにしても良さそうかと。
あ、でも、赤紫のケーキ…。
怖いっすかね?