Saturday, July 30, 2005

大学町

私の大学のある町は、某銀行町F市の真隣にある、O市。
F市の労働者階級のベッドタウンとして、皮製品の町として、そしてドイツで一番外国人の住民が多い町としてちょっと有名。
特に町に住んでる外国人の割合は、なんと50%以上!
でもこれは、町全体の住民を対象とした割合で、町の中心地だけ見ると、住民のほぼ80%は外国人、ということになるらしい。
しかも、ここに外国籍からドイツ国籍に帰化した人たち(トルコ人とか、ドイツに渡ってきて、2世代、3世代くらいたった人たちは、就職などに有利になるため、気化する場合も多い)は含まれていないので、このパーセンテージはもっと高くなるらしい。
そんなことを言ってる私もドイツでは外国人なんだけどね。でも、私、この町の住人ではないし。

さて、こういう町にある私の大学、なにか展示をやるたびに、何かを盗まれる、ということを繰り返しております…。
この間の大学展示会では、コンピュータやらカメラやら、総額70,000ユーロ分も盗まれたそうな。
私立大学なら毎回なにか盗まれるたびに、管理を厳しくしそうなものだけど、そこは国立の大学。
学生側も自分でお金を払ってないもので、ものに対する責任感が薄く、大学側に管理されることを嫌うので、一向に状況はよくならない模様。
まあ、いろいろ思うところはあるけれど、私、自分の大学は割とスキデスよ。

実は昨日、こんな大学町のさらにすごい伝説を仕入れたので、ここでちょっと紹介。

O市の中心からちょっと離れたところにある、10階から15階くらい建物から構成される団地。
その周辺の道路では、ありとあらゆる交差点に進入禁止の交通標識が。
別に一方通行の道ではなくって、普通の交差点の左車線(ドイツでは車は右車線走行)に進入禁止標識。中央分離帯もちゃんとあるところですよ。
こんなにしつこく標識を立てなきゃいけないくらい、道路を逆送した馬〇がいるってことか?
また、団地の10階のベランダからソファやベッドが投げ落とされたり。
一番すごかったのは、8階にあるとある部屋にが投げ込まれたという話。しかも、生きてる牛だったみたい。
話してくれた剣道仲間の話によると、「いやー、羊なら結構、割としょっちゅうかな」って。
…嫌がらせにしても、手間かかりすぎ!と思うのは、気のせいでしょうか…?

剣道仲間の彼とも話してたんだけど、「O市を知らない人は、絶対信用しない話だよねー、みんな」って。

Wednesday, July 27, 2005

ちょっと悲しい

吉本新喜劇の岡八朗さんがお亡くなりになったそうで…。
かろうじて関西圏に入る地方の出身なので、小学生の頃は毎週土曜日には吉本新喜劇を見ていたのですよ。
大体、多少の設定変更はあるものの、毎回オチが決まっている吉本新喜劇。
それでも毎週見てたなー。
ビール瓶の王冠をじっと見て、奥目のところに突っ込み、ちょっとまわすだけで瓶の王冠が外れるとか、しつこいくらいに同じギャグが繰り返されてたので、あれから20年たってる今でもすぐに思い出せます。
当時は間寛平ちゃんと木村進さんが2大スターで、他に花紀京さんとかいて。チャーリー浜さんは今も新喜劇に出てるみたいだけど。
数年前に吉本新喜劇が東京でも人気が出てきたとき、もう1度見てみたけど、昔のメンバーで慣れてるせいか、あんまり面白くなかった気が…。これは主観の問題なんだろうけど。

子どもの頃のスターが亡くなるというのは、悲しくて寂しい感情とともに時の流れの速さも突然身近に感じるので、なんだかしんみりしてしまいました。
ご冥福をお祈りします。

Tuesday, July 26, 2005

n. Zitat -(e)s, -e <ツィタート=引用文、引用句>

昨日、ネットを徘徊していて発見した安野モヨコさん漫画、「監督不行届」。
安野さんの漫画はどっちかというと女子高生向けで、当時私はすでに大学生だったか、働いていたかだったので、読んだことはなかったんだけど、名前だけは知っていた。
そしてその安野さんの旦那様といえば、昨日の日記にも書いた、エヴァンゲリオンの監督、庵野秀明さん。
初めてこの2人の結婚を聞いたとき、「こういうアクロバティックな組み合わせもありなんだなー」としみじみ思ったことを記憶している。
この漫画、「監督不行届」は両アンノさんの結婚生活について書かれている、らしい。一応はフィクションです、という話だけどね。

実はこちらのH.P.で第1話と第2話を読んでみることができるのですが…。
やたらと思い当たるフシが…。

1. 「よく分からない、お菓子のおまけを集める」とか、
2. 「BoxのDVDセットを持っている」とか、
3. 「やたらと会話にTVからの引用を用いる」とか…。

1.→20個くらいペプシマン・ボトルキャップを持っていた。当時5歳だった甥に「欲しい!」とねだられてもあげなかったくらい、はまってたし。
2.→宮崎アニメはほとんどDVDで持っている。「未来少年コナン」も全巻。スターウォーズもあるし、「Futurama」はDVDの全4セット、計15枚のDVDを所有。
3.→最近のブームはmonty python。しかも、monty python´s flying circusのDVDセット(DVDで14枚)を買おうと目論んでいる。

「私はオタクじゃないのよ!」と思ったことはないけれど、こういうふうに「どういう点でオタクは他の人と違うのか」ということを冷静に分析したことがなかったので、なんだかすごく納得してしまった。
ていうか、うちの彼もドイツ人のくせにオタク(得意分野はスターウォーズ)なので、2人で会話してても全然気にならなかったのねー。

なんだか面白そうなので、この漫画。
今度、日本に帰国したら購入する予定でっす。



日本の食い物はそんなに恋しくなくっても、本が恋しい今日この頃…。

Monday, July 25, 2005

オタクな一日

今日、バイトに行こうと思ってたのに、部屋を片付けたり、家で縫い物してたりしたら、あらあら不思議。もう午後6時。
ある意味、典型的な大学生の夏休みだわー。

現在、カバンを製作中。
なかなか自分の好みのカバンって売ってないので、じゃあ作っちまえばいいかー、と思いまして。
ミシンないので、手縫いです。
時間かかるので、DVDで映画流しっぱなし。
普通なら音楽を聞きながら、が普通なんだろうけど、私は課題の制作中はほとんど、映画を流してます。さすがに文章を書くときには映画を見ないけど。
基本的に、ながら作業が好きなので、音楽だけだと寂しくなるのデスよ。

で、アニメ大会でした。
「千と千尋の神隠し」から始まって、「風の谷のナウシカ」、そして、締めに「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版」
6時間くらい見てたのか?
エヴァは日本で大学生のとき、流行ったんだよなー…。
うちの大学には映像科があったので、映像科学生の間ではすごい話題だった思い出が。映像科の友達にびっくりする勢いで30分ほど語られたのが、エヴァとの出会いでした。
かく言う私も全話見たんだけどね。オタクのたしなみとして、エヴァンゲリオンは欠かすことができなかったので。
映画も映画館まで見に行ったり。
この映画を見に行く際に、「オタクがオタクな映画を見に行くのに、オタクな格好っていうのもなー」、と、うちの地元の(もう今はつぶれてしまった)寂れた映画館に 行くだけにもかかわらず、かつてないくらい気合の入った格好(確 か、Kosuke Tsumura、今のFinal homeの上下+やたらと時間をかけた化粧)をして行って 。
「エヴァ」の上映ホールに向かう途中、係員さんに「『もののけ姫』(同時期に同じ映画館内で公開中だった)の上映はそっちじゃありませんよー!」とデカい声で呼び止められ、いらぬ恥をかいたことがあります。
オタクのくせに、隠れオタクであろうとしたので、バチが当たったのだと思われます。
映画館内の雰囲気は、やっぱり、他の映画の上映の時にはない、不思議な緊張感に溢れてました。

…ああ、懐かしい…。

カバンが完成するまで、アニメ大会は引き続き開催される模様。
どんなカバンになることやら…。

ちょっと変更

私の利用しているBloggerには、トラックバック機能がなかったので、haloscanを利用することにしましたー。
そうすると、Bloggerに元々あるのと、haloscanのものとでコメント機能が2つあることになってしまうので、Bloggerの方のコメント機能を隠すことに。
というわけで、過去にいただいたコメントの参照ができなくなってしまったのですが、同じ機能が2つあると混乱するかと思って…。
今度からはコメントのところを押すと、別窓が開きます。
というわけでよろしくお願いしますー。

Sunday, July 24, 2005

グリル

最近、Ciabatta(チャバタ=イタリアからやってきて、ドイツでも人気のパン。食感がモチモチしている)作りにハマっている。自分で作った方が安いし、好みの味にできるし。
ここ数日、毎日3食食べる日もあるので、時間があるときにちょっと多めに焼くようになった。
今日は日曜日だし、ということで朝からパンつくり。
パンの完成が、昼ごはんには間に合わなかったので、パンと同時進行でたこ焼きも作り始める。

パンをオーブンに入れ、たこ焼き用のフライパンでたこ焼きをひっくり返しながら、ふと気がつくとなんだか焦げ臭い…。
たこ焼きの具が、電気コンロの上に落ちて、焦げてるのかなーと気楽に考えていたんだけど、焦げ臭さは増す一方。
なんとなくパンの入っているオーブンを見たら、煙がもうもうとたちこめているジャーあーりませんか!

うわああああああ。
焦ってオーブンからパンを出したところ、煙が台所中に拡散し、視界が真っ白。
涙がボロボロこぼれてくるくらいのすごい煙で、同居人も台所にすっ飛んできた。
自動消化装置なんて洒落たもののついてない家だったから、(今回は)よかったものの、そうじゃなかったら、煙探知装置が作動して、家中水浸しになってただろう…。
近所の人に119番通報されてもおかしくなかったかも…。

で、なんでこんなことになったか、というと、オーブンの設定を間違ってたのねー。
うちのオーブンは電子レンジとオーブン、グリルが一緒になったヤツで、ついうっかりグリルに設定してパン生地を放り込んだのが原因らしい。
だって、だって、だって、オーブンとグリルの設定ボタンって、2つ上下に並んでるんだもん。
しかもたこ焼き焼いてたから、ちょっとくらい香ばしい匂いがしても普通かと思って…。
実は前に1度、グリルに設定したつもりで、鳥の足を20分、電子レンジにかけたこともあるワタクシですが…。肉の中の水分が完全に飛んで、軽石のようになりました。(←こういうのを「学ばない馬鹿」というんだろう)

家が焦げ臭くなり(もうあれから8時間くらいたってるのに、まだ臭い!)、同居人に思い切り呆れられたくらいでどうにかなったけど、火ぃ吹くまでに至ってたらホント、笑えなかった。
「自分で作った方が安い」からって、オーブン壊したり、火事起こしたりしてたら、洒落にならないので、これからは本当に気をつけます…、ハイ。

Saturday, July 23, 2005

…すごい体験!

夜、借りていたDVDを返しに友人と一緒に夜、うちの町の市役所前を歩いていたところ、駐車中の車2台の間に若い女の人が立っていた。
なんのこともなかったんだけど、微妙に不審な雰囲気のするこの女の人。
なにがおかしいって、ズボンのジッパーをかちゃかちゃさせている。
おっかしいなー、と思っていたら………。

アレ…、屈んだ…。
え、な…何してるんスか……?
な、な、なんだか、シャーって音がするんすけど………。

…。
……。
………!

ひょっとして、ひょっとしなくっても、用を足していらっしゃるのデスか…!?

こ…、ここここココは公道デスよ、お嬢さん!
市役所の前で?人の視線を遮るものもないような道端で!?
この辺は、イカガワシイお店がある一帯でも、寂れて人気のない一帯でもないのに…。

それほどまでに切羽詰ってたってことなんでしょうか?
せめて公園の茂みとか、そういうところまで持たなかったんだろうか…。
それにしても、無謀な勇気ある人だ……。

Tuesday, July 19, 2005

痛そうな爪

アレはまだ、左足にヒビを入れてなかったある日。
いつものように剣道の最中に袴にけつまづいて、思い切り転倒(←どんくさいワタクシなので)し、左足親指を捻挫したのは2月の中頃。
今はもう、そんなに痛くはないものの、親指の爪と肉の間に出血したため、いまだに爪が黒い。
その爪を切ると、んー、なんというか、オレオの逆バージョンみたい。
黒いクッキー生地の間に白い板状クリームが挟まってるんじゃーなくって、白いクッキーの間に黒くて固形のクリームが挟まってる、というような。
要するに、グロイんですよ、見た目が。

その爪をまた昨日も切ろうとしたら、その黒くなってる部分、1cm x 1cmくらいがカパッと浮かび上がってね。しかも、爪の根元の方から浮かび上がる…。

きゃあアあぁぁぁぁ……

痛くないけど、痛そう!
なんだこれ。爪がはがれたのか!?
でも、なんで痛くないんだろう。固まった血が保護膜みたいになってるんだろうか?
いづれにしても、精神衛生上の問題から、見なかったことにしておきマス…。

Monday, July 18, 2005

恥ずかしい間違い

先週末、ここのH.P.にもちょくちょく顔を出してくれるパズーさんが私の町まで遊びにきてくれた。
その日はこの町に泊まって、次の日に別の町へ移動する予定だというパズーさんは、事前に電話でユースホステルのベッドを予約することに。
まあ、うちの町に限ってユースが満室だということもないけれど、念には念を入れておいたほうが安心かということで。
取り合えず、私が電話をかけたんだけど、その際に「別の男の人が泊まります」とちゃんと言っておかないと、女の子の部屋に放り込まれる可能性が大きいと思い、うっかり…。

「あのー。私、男として予約したいんですけど…」

電話先のおにいちゃん、一瞬絶句
はははははー。
その後、パズーさんと電話を代ったからよかったものの、思い切り変な女だと思われただろーなー。

Thursday, July 07, 2005

謎のケバブ屋

昨日、大学近くのケバブ屋にケバブを買いに行った。
このケバブ屋、大学のすぐ裏にあるのに、私は2ヶ月前までその存在を全く知らなかった。
大学の知り合いにつれてこられ、「うわー、こんなところにケバブ屋があるとは!」となんだか関心したのだ。
昨日、大学展示の準備で忙しいし、おなかがすいていたけど遠くまで買いに行くのは面倒だし、ということでここのケバブで手を打つことにした。

が、前にみんなで来たときには気がつかなかった、いろいろ怪しい点が!
まず、店員さんがドイツ語をあんまり分かってくれないこと。
まあ、私のドイツ語も怪しいものだし、私の大学のある町はドイツの中で一番人口における外国人率の高いところだし、「そんなこともあらーなー」という感じなんだけど、どうもココ、決まった国の人たち以外はあまり来ないらしい。
午後2時過ぎに行ったにも関わらず、お店はお客さんが結構一杯いたけれど、ドイツ人っぽい見た目の人はいなかったなー。

そして、トイレがすごかった
ドイツでは、座席のあるレストランには客用トイレ付きでなければならないことが法律で決まっていて(だから、パン屋さんとかコーヒー屋さんでも立ち食いの ところが結構多い)、ここには座席があったから、「トイレはどこですか?」と訊いてみたところ、案内されたのは、レストランの隣のモスクの中。
一瞬、空手道場があるのかと思った。
すげー。テレビ以外でモスクなんて始めてみたし、生まれて初めて中に入った(っていっても、入り口を通り過ぎただけ)!
そしてトイレの中に入ってみれば…。
和式だ…!
いや、正式には和式ではなくって、和式と同じ構造をしてただけだったんだけど、ドイツで便座のないトイレなんて初めて見た。

どうもケバブ屋の隣にモスクがあるというより、モスクの隣にケバブ屋を作ってみた、という感じのココ。
周りにもイスラームーな雰囲気漂う看板やお店が立ち並んでいる、このあたり一帯。
奥が深い…。

Wednesday, July 06, 2005

the meaning of life

数日前に起こした寝違いがまだ治らなくって、勘弁してほしいヤマモトでっす。
しかも、「今年の大学展示にはあんまり気合を入れないから、そんなに忙しくない」とか言い放ってたのに、忙しいし…。昨日は午後1時から9時半まで展示場の掃除から壁のペンキ塗り etc.をやってたし。
展示はあさってからなんだけど、昨日やった展示の他のゼミ作品がどうなるのかも微妙だ…。
ただ、同じ大学の日本人の友達とも言ってたんだけど、「もうさすがに大学展示の4回目となると、どうでもよくなってくるよねー」って。大学生活のうち、1回でも気合の入った展示ができれば、それで満足かと…。
私は去年頑張ったので、「もういいやー」と気合がなくなってるワケで…。
もちろん、毎年気合を入れる人もいるし、それがホントなんだけど。

さて。
寝違いで首痛いし、気合が抜けてるしでモンティ・パイソンの「人生狂騒曲」を見ることに。
「なんでやねん」という突っ込みはなしでお願いします。
原題は直訳で「人生の意味」。モンティ・パイソンの全員が揃った最後の映画。
いままでどういうわけか、手を出さなかったモンティ・パイソン。
好き嫌いは激しそうだし、かなり古いこともあって、結構、微妙なモンティ・パイソン。
コレがはまるとズブズブ引きずりこまれます。
おかげでここ数日、「every sperm is sacred」が頭の中を回ってて、うっかり道端で口ずさんでしまいそうな気配。これをこの詩を知らない人の前で歌ったら、人格を疑われそうでヤバイです。

ちなみに一番すきなのは、「the middle of the film」のスケッチ。
女王様なグレアム・チャップマンと手を継ぎ足して魚を探すテリー・ジョーンズ。

こんな私は「伝染るんです」、「すごいよ、マサルさん!」、そして、「こじこじ」を愛する漫画オタク。
これとモンティ・パイソンを同列に並べられるのか?という疑問はあるけれど、ギャグの乾き具合がね。
イカスのです。





「人生の意味」を考えさせる映画?デス。