Wednesday, September 24, 2008

蕁麻疹

数日前から、なんだか鎖骨の辺りが痒いなー、と思ってたら出てきました、赤いポツポツ。

生まれてはじめての蕁麻疹体験です。
これが、2日ほど前から夜にお風呂に入ると体が温まるらしくお腹から太ももにかけても出てくるようになりまして。

耐えられないほどの痒みではないのですが、眠りが浅いのでベッドの上でゴロゴロ転がりながら寝ぼけて掻いてるみたいです。
痒いからといって掻くと、そこから皮膚が割れてくるという話をよく聞くので、我慢しなきゃダメと思いつつもボリボリ。

医者に行くほどの痒さでもないのですが、このまま続くとなると憂鬱ですー。

Thursday, September 18, 2008

ビックリした…!

昨日、安くておいしいりんごが大量に手に入ったので、この林檎で焼き菓子を作ろう!ということになりまして。
いろいろ考えた結果、Apfelstrudel(アプフェルシュトルーデル=ウィーン風アップルパイとでも言ったらいいのでしょうか?)を焼くことにいたしました。

が、焼く段階でデカすぎて、うちの電子レンジ兼回転式オーブンに入りきらないこと発覚。
いやー、だって、直径10センチ、長さ40センチの大物で…(ドイツのレシピを基準にしたら、こんなメガサイズになったのです…)。
結局、くの字に曲げて、オーブンに放り込みました。

2人暮らしでこんな大物焼いてどうなるよ!、とここ2日くらい3食アップルパイかも…、とちょっとブルーになってしまったのですが…。

どういうわけか、今もうありません。

誰かにおすそ分けしたわけでもないし、私は2切れしか食べてないのですが…。
つうか、うちのJ君、胃の中にブラックホールを仕込んでるらしくって、食べ物が無限に入るんじゃーないか?って疑いたくなる時が…。

そういえば、J君ママはいつもメガサイズのケーキを2つ一度に焼いてたなーって思い出します、お菓子焼くたびに。(J君一家では、J君パパにJ弟君もいるので、デカいケーキを焼かないことには彼女の口に入る前にケーキが消滅するので、あのサイズになったそうです)

そんなに砂糖も入れてないし、甘みはほぼ林檎からだけとはいえ、ちょっと健康が心配になる食べっぷりでございました。

マフラー・再び

3ヶ月か4ヶ月前に車のマフラーがサビで折れて、修理してもらったことがあったのですが…。
実はこの話には続きがありました。

2ヶ月ほど前、J君ママとお友達がこっちに遊びに来たとき、うちの車で海に行こうという話になり、4人で車に乗ったところ…。

ガリガリガリガリガリーーーーー!!

と物騒な音がするじゃないですか!
2人で乗ってるときにはこんなことなかったのに!といろいろ調べてみたら、どうも修理の際、新しいマフラーをかなりゆるい位置に設置されたため、車にある程度の重さがかかると、マフラーが他の部分と接触して、この音を出しているらしい、ということが判明しました。

実は最初は、「乗客が重すぎるから??」とかちょっと失礼なことを思ったりもしたのですよ。
…というのも、あんまり大きい声では言えないのですが、J君ママは標準「ドイツ人おば様」な体系でして。
さらにその友達にいたっては、100キロは軽く超えてる人でして…。この人一人で日本人2人分はありそうです。

でもでも、ドイツで売られている車なら、たとえそれぞれ100キロある人が定員いっぱいに乗ったとしてもビクともしないヤツじゃないとダメだと…!(むしろ、そういう機会は普通にありそうですが、ドイツでは)

で、「修理してもらった工場にクレームつけないとね」と言いつつ、2ヶ月ほどウダウダし、どうにか先週末に工場に持っていったのです。

結果は、というと…。
拍子抜けするくらい簡単に、そしてフレンドリーに無料で修理してもらえましたー。
でもなんだか腑に落ちないのですよ…。

つうか、修理風景を見てたら、3人がかりで溶接の機械まで持ってきて、何度もマフラーの設置位置をチェックして、と繰り返してて…。
クレームが簡単に通ったのもなんだか怪しいのですが、前回、ちゃんと修理してもらえてたなら、こっちも向こうも時間(とそれに付随して発生する人件費)を節約できたと思うのですよ。
クレーム慣れしてる??
だって、マフラー、素人目で見ても位置がおかしかったし、手で掴んでゆすると簡単にガタガタ揺れてたり。

こういうことがあるたびに、こっちの社会って、親切なんだかいい加減なんだか分からなくなります。

Sunday, September 07, 2008

あ、そういうことか!

昨日、先週末にお茶したスイス人の友達が引っ越すというので、お手伝いに行ってきました。
とはいっても、私はほとんどなにもしなかったのですが(せいぜい、路肩においてある荷物を見張ってたくらい)。

スイス人の彼女には「もう1人、友達が手伝ってくれて、彼がレンタカーを借りてきてくれる」と言ったのでみんなで待ってたら…。
来たのはJ君の知り合いでもあるドイツ人の物理学者・ヨハネス。
J君もヨハネスもお互いを見た瞬間に大爆笑。
「なんだ、知り合いって君のことだったのか!」って。

J君もこの彼は仕事の関係で知り合って、スイス人の彼女とヨハネスは語学学校で知り合ったんだそうな。
そして、私たちと彼女は別の語学学校で…。

ホント、世間って狭いです…。
やばいことはできません。

ところで荷物を積み込む時にレンタカーの荷台を開けてみたら、デカいプラスチックの黒い籠のようなものに太い縄がドカッと入ってるのがどどーんとおいてありまして。
「なんだよ、邪魔だなー。こういうのは管理会社が事前に片付けてくれないと…」とドイツ人2名、スイス人1名に日本人1名は思ったわけですが…。

実はこれ、オランダの建物専用の引越しお手伝いサービスだったのです。
階段が急で狭いのに、窓が大きいのがこっちの建物の特徴で、階段から荷物を部屋に入れるよりも窓からの方が楽(というか、一般的なのかな??)なので、建物の屋根には荷物をつるすことのできるフックがついています。

この太い縄をフックにひっかけ、黒い籠に物を入れて窓から荷物を運び込むようです。(実際、そうやって引っ越してる人を昨日見たのですよ)
それが分かった瞬間、みんなすごーく納得。

「あ、そういうことなんだ!」って。

Monday, September 01, 2008

やっぱり怖いA市の住宅事情

昨日、久しぶりにスイス人の友人とお茶しました。
彼女とはオランダ語コースに通ってたときに知り合い、しばらく連絡を取り合ってなかったのですが、3週間くらい前に「急遽、新しい部屋を探すことになったので、有効な情報があればなんでもいいので教えて!」というメールがきまして。
その後、自力で新しい部屋を見つけた彼女の役には立てなかったのですが、この件をきっかけに久しぶりにお茶しよう、ということになりました。

そして、会って7月末の状況を聞いてみたら…。
典型的なA市のトラブル(?)というか、かなり悲惨で、でもよくある話だったようです…。

彼女は建築家で今年1月から1年契約で、とある建築事務所に研修生として雇われていたのです。
が、いきなり7月に「来月から来なくてもいいよ」と言われ…。
つうか、仕事始めてすぐの試用期間中にそう言われるのなら納得できるものの、「あなたの仕事には満足しているけど、来月から来なくてもいい」って…。
理由を告げられることもなしに切られたそうです。

それなら、こじつけでもいいから、何か理由がほしかった!と彼女は憤慨しておりましたが、その後、(かなり)運よく別の事務所に8月からなんと正社員として就職が決まったそうなのです。(現在、まだ試用期間中で本契約前なので、これまた怖いと言ってましたが)
何はともあれ、次の仕事も見つかったし、思いがけず夏休みも取れたし(前の事務所に解雇を言い渡された時点で、1ヶ月待たずにすぐ辞めたので)で、実家のスイスに戻っていたらしいです。

そうしたら、A市の同居人から緊急連絡が入って…。

「今の部屋から7月末に退去しろって言われた!」と…。

彼女と同居人は、あるウクライナ人が借りているアパートに下宿人として入居していたのですが、その本来の借り手であるウクライナ人が家賃か何かの支払いを忘れたらしく、大家さんが即座に退去命令を出したようなのです。
この時点ですでに7月29日。
ここで抵抗する権利もない彼女(なにせ、Untermiete=下宿人なので、契約書が存在しない)は、その夜にスイスからA市までの飛行機のチケットを買い、30日にA市に戻り、31日にとりあえず友人宅に自分の荷物を運び込んだそうです。

これに懲りた彼女は、不動産屋を通して、運良く今月から合法的に借りられる、良い物件を見つけ、来週末にそっちに引っ越すことになった、ということなのです。

が、何が怖いって、同じような話を聞かされるのは彼女で実で4人目でして…。
以前A市で働いていたJ君の友人は、出張から自宅に戻ったら、自分の荷物がすべて家の前の道端に置かれていて、家の鍵も付け替えられていたとか…。

この手のトラブルに共通するのは、みんな「下宿人」として部屋を借りていた、ということです。
この場合、きちんとした契約書が存在しない場合が多く、また家賃を振込みではなく手渡しにする(銀行を経由すると記録に残るため)など、違法?合法?のボーダーラインのような感じになるので、大家さん側もかなり強硬な手段を使ってくるようです。

スイス人の彼女も「スイスではありえない!」と言ってましたが、A市はやっぱり吸引力のある街と言いましょうか、人材にしても住宅にしても買い手市場なんですね。
前の人をどれどけ粗末に扱っても、代わりの人はいくらでもやってくるので状況は変わらないというか…。

実は最近、J君の従弟が「A市に移住したいんだけど、どうやって仕事と部屋を探したらいい?」と相談を持ちかけてきてるのですよ。
観光客として外側から見えるA市の「自由な空気の魅力」は十分理解できるのですが、ここはやる気だけでやってきて、暮らしていけるような街ではないような…。

まず、居住拠点か仕事(というか、お金ですね)のどっちかを確保した上でないと、とてもじゃないけど移住できない、というのが私の印象です。(まあ、これはどこの国でも言えることなのですが)
J君の従弟はドイツ人なので滞在・労働許可の問題はないにしても、仕事を探す上で英語+専門技術は必須だし…。
J君もどうして返事をしたものか、とちょっと考えているようです。
(多分、従弟君はJ君が「A市で仕事を探した」と思ってるのですよ。実は「たまたま見つかった仕事がA市で、だった」のですが)

スイス人の友人の話やJ君の従弟の話を聞いてて、A市の魅力と住む上での苦労について考えさせられる週末になりました。

かくいう私もこっちに引っ越してくる前は多かれ少なかれ「ドイツより住みやすいかも」とか思ってましたが、住んでみるとたいして変わらないっすよ、ここも。

まあ、完璧な国なんかない、というのは当然のことなので、適当に感情と折り合いをつけて生活するしかないのですが、上記の話を聞いて、「ここで家探しなどするものか!!」との思いをを新たにいた次第です、ハイ。