Friday, April 29, 2005

アクセント

この前、とても感じのいい美大生の女の子にあった。
ちょっと、雰囲気が「アメリカン・パイ」の中のアリソン・ハニガンに似てて可愛いのだ。(褒めてるつもり。決して、「不思議ちゃん」という意味で似てるのではない)
でも、なーんかしゃべってるドイツ語がでね。
私、方言がどうとかはあんまり分からないんだけど、外国人かどうかはなんとなく分かる。
なので、「きっと彼女は外国人なんだ。あとでどこから来たのか訊いてみよう」と。
しかーし、よくよく彼女の会話を聞いてみたら、一定の発音に変なアクセントがあるものの、他は標準ドイツ語をしゃべっているもよう…。
もしかして…、もしかしなくっても、彼女、正真正銘のドイツ人だ……!
どうも、南ドイツ出身でその地方独特のアクセントでしゃべっているらしい。

よかった、彼女に出身を尋ねる前に気がついて…。

Thursday, April 28, 2005

宇宙のどこかの…

今年は日本における「ドイツ年」、そして来年はドイツにおける「日本年」。
そんなこんなでドイツと日本の間で、今年、来年と文化面での交流事業が多数開催されます。

なんとうちの大学でもそういうプロジェクトがあるんですねー。
私の大学とあと2つの大学、そして日本の3大学との交流事業で、「ドイツ・日本のライフスタイルを紹介しよう」というものらしい。
そして、今年の11月にはプレゼンを引っさげて、そのメンバーで日本へ行こうじゃーありませんか!というのが、大体の計画。
…すみません、私、日本への航空券がタダででるかも…!という不順な理由でこのプロジェクトに参加してます…。
まあ、他にも理由はあるんだけど…。
そういうわけで、今週の火曜日にドイツの3大学での共同の話し合いの場がもたれました。
1ヶ月に1度の割合でこういう話し合いがもたれ、7月にプロジェクト自体を終了させ、後3ヶ月ほど英語に訳したり、などの準備期間を経て、日本へ行くことになるらしい。

………ですが………!
なんだか日本に対して、みんなすごいイメージを持っているみたいで…。
例を挙げると…。

・ 日本でホテルと言えば、カプセルホテル!(私はテレビ以外でカプセルホテルを見たことがない)
びっくりするほど狭いに家族4,5人で住んでいる!!(東京なんかの大都市ではそうだけどね…)
は食わないらしい!!!(魚ばっか食べてると思われてるみたいデス)
・ ソーセージがないらしい!!!!(もちろんあるよ、伊藤〇ムのバイエルンとかね…)
・ 高校生の女の子はみんなブランドバックを持っていて、それを買うために売春したり、パンツを売ったりしている!!!!!(おいおいおいおい…)
・ そして、中国、韓国、日本、とにかくインドくらいまでのアジア地域では同じ言語を使用しているらしい!!!!!!(年配の人にはよく訊かれるこの質問…)

ていうかー。この日本訪問機関は10日間くらいになるらしいのですが、「東京に行った後に九州行って、京都も行きたいねー。あ、秋葉原は外せないなー。それから、河童橋(食品サンプルが買えるところ)!築地の魚市場にも!!天皇陛下にも会いたいなー」ってみんな言いたい放題なんですケロモ。
そして、「Expoのドイツサイトには、ノイシュバンシュタインとミヒャエル・シューマッハーの写真しかない!そんなステレオタイプな!」という不満があるらしい。
まあ、どっちもどっちかな…と。
相互理解を進めるためのプロジェクトなので、最初はこんなもんかな。
日本の大学の人たちも、なんだかとんでもないこと想像してるかもだし。

私、本当に彼らと一緒に日本に行くのですか?
それはそれで面白そうだけど、なんだかたまに、宇宙のどこかにある、全く別の惑星から地球にあるドイツという国にやってきた、と感じるときがアリマス…。

ちなみに、こういう↓本がアリマス。
日本に滞在していたことのあるドイツ人が書いた、「変な日本人観察記」みたいなものらしい…。

Monday, April 25, 2005

Schimpfwörter

この間、どっかの辞典サイトを探していたところ、たまたま同じサイト内に様々な国の言葉で役立つ言い回し、罵り言葉が一覧表になっているサイトを発見。
いや、覚えなくってもいい言葉なんだけど、それでもお国柄というか、この言葉が使われる社会で何が重要視されるかが暗に示されているのでちょっと面白い。
たとえばドイツ語では、性格や行動に関する罵り言葉が多い。
アラビア語では、家族に関係すること、性に関することが罵り言葉に使用されることがほとんどらしい。
韓国語の罵り言葉を見たドイツ人の友人が、「どうしてこれが侮辱になるのか、分からない」といったのが、お母さんに対する罵り。韓国では家族というものがとても重要との話だから、こういう罵り言葉も存在するんだろう。
母親への文句は、母親に言え、ということらしい。ドイツでは。

じゃあ、日本語では?と思ってみてみたら、「ブス」が英語で「b」で始まる言葉(下品なので、ここに書くのは控えます…)に相当する、ということになっていて、なんとなく納得いかない…。
だって、アレはどっちかっていうと、「アバ〇レ」って意味だし。
よくよく考えてみると、日本語の罵り言葉って、外見に関係することが多いような…。
ドイツ語でも「ブタ」って罵り言葉にあるけど、日本語の「ブタ」は、キャラクターを侮辱するものであるドイツ語に対して、外見にかかわるもの。
そんなことをドイツ人の友達に言ったら、「じゃあ、男の外見を罵る言葉はあるのか?」という話になって。
ううーん。
「ブス」とは女の子を侮辱するときに言うけど、男にはなあ…。
そこで思いついたのが、「気持ち悪い」。

…いや、これは…。
相手の外見や性格がどうこうって問題じゃなくって、個人の存在に対する侮辱だから…。

どっちにしろも、知らなくっても生きていける外国語講座。
他人を罵っちゃーいけません。

Friday, April 22, 2005

おばけの…

ドイツにやってきてから、白髪が生えてきましたー。
若白髪は幸運の印だから抜いちゃダメ、とか言われてるけど、どうしても気になって…。
同じ根っこから3本。
今のトコロ、これ以上増えもしないけど、減りもしない。
この3本の白髪、生えてるところが頭のてっぺんでね。
しかも、この白髪、丈夫で太いから、頭のてっぺんでピーンと立ち上がること、しばしば。
なんだか、おばQみたいなんですケレドモ…。
おばQは黒い毛が3本だけ、私は白い毛が3本だけ。
微妙に親近感を感じるわー。

Thursday, April 21, 2005

Benedikt der Sechzehnte (ベネディクト・デア・ゼヒツェーンテ)

新しいローマ法王が決まりましたねー。しかもドイツ人だし。
うちの近所にも実は枢機卿がいるのですが、リベラルな人なので、多分、法王選には絡まないだろう、と言われてました。テレビには映ってたケドね。
さて、ドイツの反応は、というと。

うーん。微妙
このJoseph Ratzinger(ヨゼフ・ラッチンガー)さんこと、新しい教皇のベネディクト16世はめちゃ保守的な人で知られているので、ドイツ人の反応も結構様々です。
連邦統計局の発表してる限りでは、ドイツ人の約30%がカトリック(新教派も30%で、残りの40%はユダヤ教とか、イスラム教とか)。
もちろん約500年ぶりのドイツ人教皇の誕生を喜んではいるんだけど、ドイツのカトリックの人たちの多くが、現代的でリベラルな教皇を望んでいたので、先行きをちょっと心配しながら見守っているような状態。

でも、ドイツ一の発行部数を誇るイエロー・プレス「Blid」(ビルド)は「Wir sind Papst!=(私たちが教皇だ!)」とか一面で取り上げてて。でも、これはベネディクト16世の人格や方針がどうとかいうより、「ドイツ人だ!」ということが重要だったのだと。
で、当然のことのように、イギリスのイエロー・プレス「Sun」がドイツ人に粉をかけてきてるし。
実はベネディクト16世は昔、ヒトラーユーゲントという、ナチスの少年組織に入っていたことがあって。
当時は子どもはみんな、ヒトラーユーゲントに入ることが義務とされていたため、らしいのです。
でも、Sunが「ヒトラーの手先だった人間が教皇になンのか!?」とか昨日の一面で取り上げたらしく、それにたいして、Bildは今日、「イギリス人め!教皇をグロウするんカ!?」という感じでした。

ううーん。日本で言うと、「田舎の高校生ヤンキー同士が巻き舌でけんか?」を彷彿させる雰囲気がそこはかとなく漂うやり取りでね。
これ以上、無駄にヒートアップしない限り、傍観する分には面白いです、ハイ。

Tuesday, April 19, 2005

Handkäs mit Musik (ハンドケース・ミット・ムジーク)

この間、家の冷蔵庫を開けたら、涙が出るほどのすごい匂いが…。
それはもう、すんごい匂いで、どれくらいすごかったか、というと冷蔵庫を開けるのが億劫になったくらい。
原因はHandkäse(ハンドケーゼ)と呼ばれるチーズ。
ドイツ一の国際空港近くの地域の特産品なチーズなのですが、ドイツに住んでて、まだこれを食べたことなない人、またはドイツに今後来る予定のある方、絶対食べることをお勧めします!
死ぬほど臭いのですよ、コレ!
んー、なんていうか、とても不愉快な匂いがしマス。
これが好きなドイツ人に言わせると、「納豆を喰う連中にハンドケーゼのことをとやかく言われたない」らしいんだけど、私、納豆嫌いだから。
文句をいう権利があるというものです。

さて、ハンドケーゼ入りの冷蔵庫はどうなったか、というと、原因がハンドケーゼだと判明するまでにかなりの時間がかかったため、原因を突き止めたときには怒り倍増状態。
しかもこのStinkbombe(シュティンクボンベ=悪臭爆弾)を買ったのは、うちの彼。
そして、うちの冷蔵庫に置き忘れて、自分は1週間も出張に行ってるし。
捨てていいものかも分からず、冷蔵庫に1週間以上放置する羽目に。
出張から帰ってきたヤツが私にしばらく辛く当たられたことは、言うまでもない…。

私の知人に、このハンドケーゼをフライパンで焼いて、親子喧嘩に発展した人も。
家庭不和の引き金となるこのハンドケーゼ、酢とたまねぎのみじん切りが添えられ、レストランなんかではHandkäs mit Musik(ハンドケーゼと音楽?かな)とかいう名前で出てきて、多少は匂いが和らぐけど、臭いものはなにをどう添えようが臭いんだよ!ということは、大人気ないのでドイツ人には言わないでおきマス。

Monday, April 18, 2005

ついうっかり…。

昨日、家でバイトをしていたところ(在宅でもできるヤツなので。でも怪しいバイトではありません!)突然電話が!
あわてて電話に出たところ、ついうっかり「ハイ、もしもし!」って…。
ここはドイツやっちゅーねん!!
電話相手はまんまとドイツ人で、電話口で絶句しておりました。
いや、同居人の知り合いだったからまだいいんだけど、全く日本語を解さない人だったので、かなり衝撃的だったらしい。
「ハ、ハ、ハロウ…!」とか言っておりました。

なんだか気を抜きすぎている今日この頃…。

Thursday, April 14, 2005

world jump day!

さっき、ネットを徘徊していたら、とんでないサイトを見つけてしまいましたー。
なんでも、地球温暖化、そして、1日24時間じゃー短すぎる!というさまざまな問題の解決策として、地球上の人たちが同時にジャンプを することにより、その衝撃で地球の位置が太陽から遠のいて、すべての問題解決になるじゃないか、というもの。
このサイトに登録すれば、居住地によって、何月何日の何時何分にジャンプすればいいか、ということをメールで知らせてくれるという。
ほんとかどうか分からないけど、もうすでに地球上で1億人の人たちが登録していて、でも、この計画実現のためには6億人分のジャンプが必要だそうな。

イイ
このイカレ具合がとっても素敵
実はflash mobは嫌いなんだけど、これはなんだかすごく気になる…。
(どうしてflash mobが嫌いかというと、無意味なことを集団で無意味に行う、というのがイヤなのですよ。world jump dayも同じようなもんだけど、無駄に科学的なのがツボでね)

注意:world jump dayのサイトへのリンクを貼ってありますが、このサイトへの登録等は個人の責任で行ってください。もしトラブルが発生しても、こちらの方では責任は負いません。

衝動買い

ついこの間、大学の近くにある商店街を歩いていたとき。
Sturn(サトゥーン、と表記したらいいのかな?)というドイツ中に支店のある家電屋さんが特売セールをやっていて、何の気なしにフラフラ入ってみたところ・・・。
なんと、サイボーグ009があるじゃーありませんか!
特にファンだった覚えはないけれど、勢いで購入してしまいましたー。
だって、めちゃ安だったんだもん。
日本円にして400円くらい?
まあでも、パッケージには「上映時間・90分」と書いてあるにもかかわらず、60分くらいだったり、普通なら音声二ヶ国語、そして一ヶ国語くらいは字幕がついていそうなものを、このDVDはドイツ語の音声のみだったりと、内容は値段につりあったもの。

話の内容も面白いんだか、なんだか微妙だけど、いいんだー。
私は400円でありもしない思い出を買ったのさっ!



パッケージはこんな感じ。
サイボーグ009のDVDは2本出てるらしくって、2本とも購入。
…ああ、勢いってとんでもない…。

Tuesday, April 12, 2005

Shall we ダンス?



最近、やっとリメイク版のDVDが発売されて、多分それをきっかけにオリジナル版のDVDもドイツで発売されましたー。
そして、オリジナルとリメイクを2本同時に借りるという、なんだかマニアな見方をしたのは私。
ちなみにオリジナル盤はすでに5回くらいは見てるかな?

下のがリメイク盤。
ドイツ語のタイトルは、「Darf ich bitten?」になってマス。



これをビデオレンタルで借りたとき、レジのおねーさんに、「オリジナルの方がずっといいですよ!」と訊いてもないのに言われたり。
そして両方見てみて、おねーさんは正しかったかな?と…。
なんというか、リメイク版にはオリジナル盤に溢れていた、痛さが足りないというか…。
ドイツ語ではpeinlichという感情。
多分これは文化の違いとか、社交ダンスの社会における地位みたいなのが関係しているのだと思う。
「社交ダンス=ダサい」っていうのがないから、アメリカとかヨーロッパでは。
ドイツでも結婚式で社交ダンスを踊るのが普通で、それを知らなかった私はカルチャーショックを受けたこともアリマス。
なにか厳かな機会には社交ダンスをみんなで楽しみ、そして、社交ダンスがひそかにうまい人とかは格好いい、という感覚なので、「気持ち悪い青木さん」が、突然ラテンを踊り来るっても、「ふーん、うまいじゃん」で終わる感じ。

リチャード・ギアの踊りも上手すぎる気が…。
ちょっと下手で、でも頑張ってる!くらいがちょうどよかったんじゃーないかな?とも。
リメイクの方は多少の設定変更はあるものの、かなりオリジナルに忠実です。
その分、この先なのが起こるのか?というのがすべて分かっていて、見てるから、自分の中での採点がちょっと辛くなってしまった気もします。

映画としてはちゃんとまとまっているけど、私はやっぱりオリジナルのほうが好きだなー。

Monday, April 11, 2005

コンパクトゼミナール

先週1週間、大学で絵画のコンパクトゼミナールがありました。
7日間、朝の9時から夕方6時くらいまで。
毎日働いている人から見たら、どうってことないとは思うんだけど、今まで散々だらけた生活をしてた上に、毎日のようにディスカッションが入ってきて、ドイツ語に押された日々。
異常なまでにクタビれました、ハイ。

一番大変だったのが、人物モデルを見て報告する人と、見ることは許さずにパートナーの報告を基に描く人に分かれての2人組での作業。
…案の定、とんでもないことに。
開き直ってしまえば、モデルがどんな風に立っていて(あるいは座っていて)、足の形はどんな風に見えるか、なんてドイツ語で説明できるかー!!
言われたことを描くのはどうにかなったんだけど、見たことを報告する方はホント、とんでもないことに
そして、なんだか哲学的な討論になったときもやたらと静かになる(だって、会話を追うのに必死だから、参加するにいたらない)私。

いやー。
ここ数ヶ月、自分のドイツ語力でへこむことってなかったけれど、それだけに今回のは結構、堪えましたー。大学に入りたてのころはよくあったけどね。
どうにかゼミは終わったけれど、へこむことが多かったおかげで、夜に家でするはずだった作業なんかが、全くの手付かずで放置されてまっす。
大変、大変、大変!(←半分、人事のよう)