Thursday, February 23, 2006

ついに始まってしまった…!

来週の月曜日はバラの月曜日。
カーニバルですな。

私が今住んでいる町は、ドイツでも3本の指に入るカーニバルの町。
毎年、すごいんですよー。
みんな、気合が入ってます。

ついにバラの月曜日へのカウントダウンが始まったようで、今日、バイト帰りに町を歩いてたら、同じ時間帯のいつもの町とは比べ物にならないくらいの人がいました。
そして、その多くがすごいコスプレしてるのね…。

みつばちとか。
ライオンとか。
オビワンもいたな…。
ゾロも。
鼓笛隊の格好をしたおさげ+ミニスカ+ヒゲのおじ様にも会った。
YMCAのヴィレッジ・ピープルみたいなおいちゃん連中が目の前を歩いておりました。

つかこれ、ほんの30分くらいの間に道で見かけた人たちですよ!
去年は牛の着ぐるみ軍団が幸せそうに電車乗ってたしな…。
このクソ寒い中、ドイツ人をイカレさせてしまうカーニバル、恐るべし…。

引っ越す方向だけ、(ほぼ)決定

実は今日まで、4月から住むところが決まっていなかったのです。
来学期、研修をするつもりで、今住んでるところは3月末までに出るということになってて。
大家さんに「引っ越しますー」とは言ったものの、肝心の引越し先が決まっていなかったという…。

いや、いざとなったら、教授のコネでどこかのデザイン事務所で研修できるだろうから、いいや、と思ってたのですよ。
小さいデザイン事務所からの研修生募集は、結構頻繁にあるし(無給の場合が多いけどね)。

でも、今日やっと、例の面接を受けた会社から返事が来て、採用してもらえることになりました。
まあでも、こういうことって正式に契約を交わすまではどうなるか分からないって話もあるし。
とにかく引越し先の方向だけ決まって、ちょっとホッとしたと同時に「あの会社なら、めちゃめちゃ働かされそうだ…」とちとブルーにもなってみたり…。
とりあえず、ドイツを北上。
その前に、部屋を探さないとだわ、なのですが。

とりあえず、4月から半年間、カバン屋で奉公してきまーす。

Wednesday, February 22, 2006

マニアな血

ワタクシ、生まれてからずっと、気がついたら自他ともに認めるオタクな人生を送ってきております。
小説と漫画、ゲームとそして映画があれば他に何もいらないくらい幸せなのです。

最近(というか、この半年くらいずっと)はまっているのがMonty Pythonで、バイト先のチャット用avatarに30年前のJohn Cleeseの写真を使っております。
昨日、バイト先にて中国人の友達に「その写真の男の人って誰?」と話し掛けられ、ついうっかり延々と20分ほど熱く語ってしまったわけです。
メンバーのことから、メンバー個別の最近の仕事に至るまで。
友達に「詳しい情報をありがとう」と言われるまで、熱く語っている自分に気がつかなかった始末。

隠れオタクとしてひっそり生活しているはずなのに、ちょっとしたことで表に出てしまうオタクの血。
恐るべし…!
これからはもっと気をつけないと…。

magnolia




PTAのmagnoliaのDVDが安かったので買ってまいりました。
見よう見ようと思っていたのに、3時間という長さに怖気づき、そして、噂に聞く「3時間、いろんな人が泣き叫び、苦しみ、そして救いを求める」ストーリーをあえて、このストレスの大きい留学生活の中で見ることもないかと思いまして…。
ビデオレンタルだと、一気に見なきゃダメなので、今の今まで見てなかったわけです。

しかし、日本円にして1000円を切る価格にノックアウトされて、購入。明日締め切りのデザイン・スケッチしながらをしながら、半分上の空で見てしまいました。

ホント、上の空だったので、最低もう1回、見なきゃダメだと思いますが、最後のアノシーンはきつかった…。
ネタバレになるので書きません(まあ、もう8年前の映画だから、みんな知ってると思うけど)が、アレ、私の実家が田舎なので、近所にいっぱいいまして。
よく道の真中でつぶれてたのですよ。しょっちゅう。
小さいのならともかく、デカイのは勘弁して欲しい…。

PTAのこの次の作品、「punch drunk love」が私のベスト3には入る作品なので、magnoliaにも期待してたのですが、アノ時の町の状況が梅雨時の実家の近所を彷彿させるもので怖かった…!

人様の外見

結構前の話になるのですが、うちのJ君の同僚サンたちと飲みにいったときのこと。
J君は去年10月から新しく仕事を始めたばかりなので、私も彼らのことを話には聞いていたものの、会うのは初めて。
というわけで、この日は剣道帰りでしなぶれつつも、ビールで乾杯。

つーか、せっかく行ったものの、同僚の一人がイギリス人で会話はすべて英語。しかも職場の話がメインなので、タダでさえもよく聞いてないと分かんない英語が、この日はほんとにさっぱり。
隣にいたドイツ人が気を使ってか、ドイツ語で話し掛けてくれたんだけど、この人、東アジア人のアクセントに慣れてないらしくって、何回でも聞きな おしてくる。感じの良い人だったんだけど、この人のドイツ語もすんごい訛ってて分かり辛いのに、その人に「言ってることが分かんない」って言われても ナー。

そう思いつつ、疲れてるし、だんだん眠くなってくるしで、うちが恋しくなりつつ待つこと2時間あまり。
やっと飲み会がお開きになり、夢に見そうなくらいに恋焦がれた布団へ直行。

次の日、J君が、「昨日はお疲れ!ところでうちの上司、若いし、いい人だったでしょ?」と…。

…あの隣にいた訛ってた人って上司だったンすか?
そういうことは先に言っておいてくれなきゃ、ダメだよー。
この日は疲れてたし、家まで徒歩で帰るのが分かってたからセーブして飲んでたけど、ワタクシ、結構、酒乱気味らしいからさ。

別に失礼なことを言った覚えもやった覚えもないし、J君も「別に普通だったよー。でも、ホントに気が付いてなかったの?」とびっくりしたよう。

このJ君の上司、30台半ばでもうすでに大学教授(まだ未婚)。
ドイツの学生は年食ってるし(私も含めて)、博士号取る人も多いから、そういうちょっと年食った学生か、ポスドクかと思ってました、ハイ。

人様を外見で判断してはいけません、という勉強をさせていただきました。

ちびっと就活気分?

20日ほどご無沙汰しておりました。
書きたいネタはいろいろあったのですが、ココロノゆとりがなかなかね…。
何をしていたか、と言いますと、学期末のプレゼン準備と研修先探しをしていたのですよ。

先日、研修生を探している会社に面接に行ってきたのですが…。
たった6ヶ月間だけいる研修生探しのために、私+会社の人3人でみっちり2時間面接ですよ。
その場にいた志願者は私一人。
こんな面接を研修志願者全員にやってるらしい…。
別に不真面目な気持ちだった訳ではないのだけれど、結構気楽な感じで行ったもので、面接終わったときにはものすごーい疲労感に襲われました…。

それが2週間ほど前。
採用か否かの返事は2週間以内に伝えるとのことで、昨日、その会社からメールが来たのは良かったのですが、今度は「明日までに即興でカバンのデザインして、スケッチを送って」と…。
面接の際にも、同じようなことを言われ、急いでテーマを考えて描いて持ってたのですよ。
要するに、私がどれだけ早くデザインできるか、ということを見たかったようです。
まあ、大学で勉強しているペースだと、半年で多くて5~10個くらいしかデザインしないしな…。
研修生がそのペースで来られるとホント、企業としても困るハズ。
この会社では1シーズン(半年)で500個くらいの新製品を開発し、そのうち300個くらいを正式に発売するそう。
その会社のデザイン・チーフが言っていたことには、「悩んで悩んで、変更に変更を重ねてデザインしたものと、瞬間的なひらめきでデザインしたものの間に対して違いは無い」と。
電化製品とかはまた別だろうけど、服、靴、カバンや日用品なんかは、長く使ってみて始めて分かるっていうことも多いだろうし。
こういうモノって使用者とのコミュニケーションで完成なり、変更していくものなんだろうな、って。

研修生にとって、研修とはもちろん重要なことで正式な社員ではないとはいえ、遊びに行くわけではない。
でも、それは企業にとっても同じことなんだなーと実感。

研修先探しでかーなーりー消耗してしまったワタクシなのですが、今、「…疲れた…」とか言ってるようじゃー、実際の就職活動はどうなることやら…。

Sunday, February 05, 2006

英語講習

英語ができないのがものすごーくコンプレックスなワタクシ。
先週、市民大学の集中英語講習に行ってきました。

日本にいたときは、英語の必要性なんてイマイチ感じなかったし、高校の英語の授業も面白くなかったし、で高校卒業後、英語を捨てた(実は高校在学中に英語に捨てられた、の方が正しい)のですが…。
それから数年後、ドイツに来て、英語でこんな痛い目に遭うとは…!
ドイツに来て早々、ドイツもダメ、英語もろくでもなかった頃はホント、ひどい扱いを受けたなー…。
こっちがドイツ語で話し掛けても、英語で返され、「英語ができない」というとアホの子を見るような目で見られることもあったりしたものです。

私が日常的に会うドイツ人は大学生であることが大半で、ドイツ人大学生ならば、ほぼ100%英語が堪能でいらっしゃいます。
これには、中学や高校での英語教育の違いがあるようです。
ドイツでは英語で討論をするのがあたりまえで、高校の卒業試験では英語でのインタヴューがあるそうです。

したがって、ドイツで高校卒業試験を合格した人はドイツ語+英語ができるのはあたりまえらしいのです。
なので、英語ができない私はホントに肩身がせまい…。
一度、大学での英語コースに参加してたのですが、イギリス人の先生には私の英語WritingとSpeakingの能力の違いをあまり理解しても らえず、分かってる単語の意味をしつこく尋ねられたり(意味わかってても英語でなんて説明できんちゅうねん)、宿題を提出したら、「誰が代りにやったん だ」と訊かれたり(だから、書くのはできる言うたやん)するのが毎回で行かなくなったしな…。

というわけで、イヤイヤながら英語に力を入れてみることにしたのですが…。
これがね…。
ドイツに来て、こんなにシンパシーを感じたことがない!という英語のクラスでございました。
英語の主語に伴う動詞の変化、疑問文、現在進行形を知らないドイツ人なんて初めて見ましたよ、奥さん!
私も、もう10年もろくに英語をやってなかったので、初級の真中のクラスに入ってみたのですが、集まった人たちのレベルがコース設定よりもやや低めだったため、さらに簡単になったようで…。

それでもみんなやる気のある人たちばかりだったし、和やかな雰囲気で授業は進んで、結構楽しい講習でした。
先生もハンガリー人で、ホントはブタペストの大学で英語を教えてたそうなので文法の説明にしても、発音にしても丁寧でよかったです。

でも、これからも英語学習、自分でやってかないとなー。
みんなに「映画のDVDを英語で見て、英語で話すようにすれば話せるようになるよ」と言われるのですが、それって何年計画になるんでしょうかね…?

なんだか忙しい…

先週、今週とムショウに忙しいです。
実は先週、1週間の英語の特別講習を受けていたのですよ。
それと同時進行で、企業研修先を探していて、研修生募集をしていた某カバン屋さんに願書を出すことになりまして…。
その願書とともに、作品のポートフォリオが必要だったので、それを作ったりして、やーっと相手先に提出したのでありますが…。

この会社の人に、「ポートフォリオの出来次第で、研修をお断りする場合もあります」とはっきり言われてて、それはそれは神経を使って作ったポートフォリオ。
作品は最低でも実物の5倍はよく見えなきゃね、と大学での課題の作品の中で人様にお見せできるものすべてを突っ込んだ甲斐あってか、面接にこぎつけましたー。

…が、ここでもう1つ問題が発生。
「面接の際には、作品制作課程のスケッチか、突発的に行ったアイデアのスケッチを持ってきてください」と言われてしまったのですよ…。

今までの課題のスケッチなんてしょぼい、しょぼすぎるのよう!っていうもの(しかもめっさ小さい)か、スケッチさえも残ってないヤツばかり。
したがって、突発的にカバンプロジェクトをやる羽目に…。
面接、3日後の水曜日ナンデスけれど。

…がんばりまっす!