Friday, May 15, 2009

HEMAにて

この間、HEMAで買い物をしまして。
支払いをしようとしたら、レジのおばちゃんが何か訊いてきたのです。

私のオランダ語力はと言いますと…。
自分で言うことはどうにかなっても、向こうの言ってることを理解するのは至難の技。
私の後ろにはもう5人か6人くらい並んでいるし、おばちゃんはどんどん訊いてきて、離してくれないし。

見かねた後ろに人がどうにか通訳に入ってくれたのですが、レジのおばちゃんの質問の内容は、というと…。

「今、キャンペーン中で10ユーロ以上買った人にはクーポンをあげることになってるんだけど、あなた、集めてる?」

ちなみに6つクーポンを集めると、HEMA特製ぬいぐるみがもらえるらしいです。割引とかならうれしいけど、ぬいぐるみって…。

…つうかですね。
クーポン集めてたら、オランダ語分からなくってもクーポン見た時点で理解できただろうし、クーポンの存在を知らない外国人ならクーポンあげなくってもよかったんじゃー…。

こういうどうでもいいことに律儀なのは、ドイツでもオランダでも共通なようです。

でも何が悲しかったって、唯一分かったおばちゃんのオランダ語が、

「Ze kan Nederlands niet verstaan. (彼女はオランダ語が分からないわ)」

だったことでしょうか…?

Thursday, May 14, 2009

「天使と悪魔」 + 物理学者

ヨーロッパでは昨日から劇場公開されたトム・ハンクスの新作、「天使と悪魔」。
早速、昨日映画館で見てきました~。

とはいっても、公開が待ち遠しくて待ち遠しくて、公開日に映画館に行っちゃった!、というわけではなくって、入場無料だったのです。
なぜかというと、この映画、スイスにある物理の研究所、セルン(CERN)が協力しているのですよ。
そして、J君は物理学者で現在の勤め先もその物理関係。
というわけで、物理学者とその家族対象に映画の上映会が開催されたのです。

…どっちにしても、「やっとハリウッドが私たちに注目してきた…!」という、オタクにしてミーハーな物理学者のフィーバーっぷりが透けて見えます。

私は基本的にはJ君の付属品のような立場だったのですが、J君はこの映画には興味がないし、うちのムスコもいるし。
私は、というと、実は1ヶ月ほど前に友達から借りて原作を読んだばかりで、お金を払って映画館に行こう!とまでは行かなかったけれど、タダで映画が見れる!と、ムスコをJ君にあずけてウキウキしながら映画館へと向かいました。

そして映画の内容は…、というと…。
まあ、こんなものかな~って。内容が端折ってあったり、変更されてたり。
カトリックの人にも受け入れられる内容でないとダメなので、こうなったんだろうな、と。

ちなみに私にとってのハイライトは、「反物質の製造に成功しました!」というセルン内でのシーンで「(そんなわきゃーねえよ、という感じの)…フ フフフフ…!」とざわめきのように起こった笑いと、映画内での「あなたは神を信じますか?」という問いに対して、隣に座ってたオランダ人2人が「ネー(い いえ)」と即断言した瞬間でしたー。

Sunday, May 03, 2009

またまた車が…。

なんだかランニングギャグみたいになってきているのですが…。
うちの車、また壊れました…。
今度はエンジンの冷却システムの故障でした。

実はここ、3年前に中古で購入した時点ですでに怪しかった(減らないはずの冷却液が走行するたびに減っていく、という状態)のですが、当時、修理工場に持ち込んだところ、「まあ、このくらいなら減るたびに冷却液を足せば大丈夫です」と言われて、そのまま、ぼちぼち冷却液を足していたのです。

が、3月末に買い物に行って帰ってきたところ、エンジンルームから何かの液が漏れていて、ボンネットを開けてみたところ、グレムリンが爆発したみたいになっていて。(冷却液はグレムリン色です)

さすがにこれは怖いので、すぐに修理工場(K社とします)に検査を頼んだところ…。

「故障箇所はありません」と、150ユーロの検査費用だけ取られたのですよ。

つうか、グレムリン大爆発してるのに、故障箇所がないってどう考えても怪しい…。
このK社は、前にもマフラーの交換を頼んだところだった(その時もいい加減な修理をされて、もう1度修理に出す羽目に…)ので、「…正規ディーラーの修理工場に持って行って、もう1回検査してもらおうか…?」とJ君と2人で言っていたところだったのです。

でも、「修理に出す前に短距離なら乗っても大丈夫かも…」とちょっと車でIKEAまで買い物に行ったところ…。

走行中にモーターの加熱警告ランプが点灯。
その直後に変なにおいがし出して、エンジンルームからが出ました…。

ちょうどこの日、AJAX(アムスのサッカーチーム)の試合があって、IKEAのあたりはものすごい渋滞。
交通整理の人がそこいら中にいて、車を誘導していたのですが、その人たちもうちの車の煙を見たらしく、「大丈夫か!!」とか叫ばれるし。

乗ってる私たちも「爆発するかも!」とか思ったので、周りに居た人たちも同じことを思ったのでしょう…。
結局、漏れた冷却液が加熱したエンジンの上に落ちて気化したための煙だったので、爆発の危険はなかったようなのですが、それでもこれは怖かったです…。

その次の日に、車を検査してもらったところ…。
出してもらった修理の見積もりが750ユーロ!
しかも、エンジンもやられている可能性があって、運が悪ければさらに2000ユーロかかると言われまして…。

おかげで先週はものすごくブルーな日々となりました。

そして金曜日に修理工場から連絡がありまして…。
運良くエンジンの故障はなく、修理費用も見積もりよりも安く済みました!

でもですね…。
3月末にK社に検査してもらってから、エンジンルームから煙が出た日まで車に乗ってなかったのですよ。
しかも、走行開始から10分くらいでこの問題が起こったので、K社はたいしたの検査もせずに車をこっちに返してきたような…。(検査費用、がっつりとられたのに…)

これが本当に深刻な故障で、車が爆発炎上とかになってたら、どうしてくれるつもりだったんだーーー!!

怪しいのをわかってて、車に乗った私たちも迂闊だったものの、K社の本社に抗議文を出すことにしました。
何か対応をしてもらえるとは思わないけれど、このままでは気がすまないので、文句を言うだけ言ってみます…。

でも、うちの車、ほんとにどれだけボロイんでしょうか…?
この話をうちの母にしたところ、「そんな車、廃車にしな!」とか言われました…。