Monday, June 30, 2008

本課程の授業について

うちの大学では、学期の始めにいつもゼミ説明会がありました。
うちの学科の教授プラス、毎学期少なくとも1人は外部から客員教授が呼ばれ、そのほぼ全員が1つか2つのゼミ(プロジェクト)を担当し、そこで扱われるテーマは事前に決定されています。
学生はその説明会にてどのゼミが自分のやりたいことと一番一致するかを見極め、教授側に参加を申し込みます。
もし、その中に「面白そうだな~」と思うようなゼミがなければ、その学期を自主的に「休学」することもできます。(*注1)
中には学生が殺到するような人気のゼミもあり、その場合には教授側からの「何人までなら、面倒を見れる」という指示の元に、早いもの勝ち(教授の持っているリストに早く名前を書いた人が参加できる)、または学生同士の話し合いでゼミ参加者が決められる場合もありました。

各教授にも専門分野があるように、学生にも好みがあります。
別に「本課程の最初のゼミがこの教授だったから、卒業までこの先生のところにいなくちゃならない」というようなことはなかったのですが、自分のやりたいこととそれが学べるゼミ(または教授)というのは大体重なっているものです。
最終的には毎学期同じ教授の下で作品製作をし、その教授に卒業制作の指導をお願いする、というのがうちの大学の学生のパターンでした。

私は本課程にて、家具や環境デザインを専門とする教授、製品デザインを基本とし、その上で人間とモノとの関係をテーマとして扱う教授、そして、テキスタイルやファッションデザインを専門とする客員教授の下で制作していました。

(*注1)
この場合、あくまで自主休学なので授業料、学生費等の支払い義務はあります。
過去には授業料が一切かからないことで有名だったドイツの大学ですが、ここ数年、授業料の導入が進められています。
休学扱いになると、授業料の支払い義務はなくなりますが、休学には病気や出産、育児、企業研修など、正当な理由とそれを証明する文書が必要となるため、この自主休学もなかなか難しくなってきていると言えるでしょう。

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