Thursday, June 26, 2008

怒涛のプレゼン

別に本当に怒涛だったわけではないんだけど、今回のプレゼンは気分的にそうだった…。
ここ数日、鼻風邪もちの私。

原因は比較的暑い日に窓を開けて寝たら、夜中に結構冷え込んだで寒かったことが原因らしい…。
これが結構、不愉快なもので、寝ている最中に鼻が詰まって、夜中に何度も目がさめる、ということを繰り返している。

おまけに、プレゼンの前の晩は蚊まで出て、やっと鼻がすっきりして眠りに落ちる瞬間にヤツは私の耳の周りに飛んできて、それで目が覚めることが、5回はあった。

寝不足、鼻がぐずる、でかなりヨロヨロになりながらプレゼン開始の10分前には大学に着いて、準備して。

実は、このために自分で設計した製品モデルが必要だったんだけど、これがどう考えてもプレゼンまでに完成しそうにない気配だった。
おまけに、日本でも使ったことのない機械を使用しての制作だから、遅遅として進まなくって。
時間に終われていると、つまらないことで失敗したりもするし。

まず、自分のモデルを製図して、それを元に学校の工場にいる講師の先生と相談。その後、先生に助けてもらったりして各々で制作を進めていくんだけど…。
大体、私がモデルを作らねばならないときには、私の同級生みんなもモデルを作らねばならならず、みんな、その先生の助言が必要となる。
そうすると、先生はなかなか捕まらず、待ちくたびれて、自分でどうにかしようとすると、必ずと言っていいほど失敗する、ということを繰り返した…。

結局、私だけでなく、うちのグループ全員のモデルが完成しないまま、プレゼンを向かえてしまった。

しかし、いつものごとく教授が表われない…。
 プレゼン開始予定時刻の15分後、やっと1人が表われ、その10分後、もう1人。
待てど暮らせど来ない教授たちに痺れをきらせた何人かがカフェにコーヒーを飲みに行ってしまい、彼らを待つこと更に5分。

やっと始まったプレゼンだったけど、うちのグループの発表が終わり、もう1つの方が発表することになった時点でプレゼン用の画像を投影する投影機の準備が全くされていなくて、更に待つこと20分。

そんなこんなでだらだらしているうちに、教授の1人が「今日、12時から打ち合わせがあるんだよね。残りは午後13時からにして」と言い出した。
なんだかイヤな予感がしたけど、仕方ないので昼食後13時に再び、プレゼン会場へ。

…予感的中の45分遅れで、教授たちはやってくる…。
そしてその後、予感的中の機械トラブルで30分遅れ、プレゼンが終わったのは15時だった。

…ああ、彼らはどうしてこんなに効率の悪い働き方をするんだろう…?

でも不思議なことに、教授も学生の手際の悪さに腹を立てたりしない。
日本の大学では、自分たちが1時間遅刻してこようが、彼らが来た時点で、プレゼンする学生の全員がそろってないと、教授たちは機嫌がめちゃめちゃ悪くなったものだが…。

これがドイツ標準なんだろうか…?

鼻風邪持ちで、寝不足で、自分のモデル、ボロボロで、その上、結構イイ感じで接触できてた企業から研修を断られ、おまけにどうしても今週中に書かなきゃい けないメールがあったのに、Internetまで壊れて(プロヴァイダー側の問題で)、「なんで私はドイツでこんな苦労してるんだ?」と、めちゃ落ち込んでしまった。

でも、悩みが2日以上長続きしない体質の私は、早速復活して、今こうしてコンピュータの前に座ってるんだけど。

私の場合、一旦落ち込むと限りなく沈み込むけど、悩むのに疲れると「今、悩んでても仕方ないよなー。なるようになるさー」と一気に回復する。
基本的にはお気楽人間なので…。

結局、このモデルは水曜日のプレゼンまでにうちのグループ全員が間に合わず、来週の木曜日には完成させて、プチプレゼンということになった。
…私は、来週の木曜日でも間に合うかどうかさえあやしい…。

 まあでも、来週の1週間を乗り切れば、あとはデザイン理論の研究発表をするだけ(のハズ)。
つーか、この研究発表のために(わけのわからない)本を100ページ以上読まなければならないんだけど。
あと、Power Pointも使えって言われてるし。
あのー、私、2方向にしか回らない機械のレバーをいつも目標とは反対方向に回して、モデルを壊してるようなサルなんですけど…。
サルにPower Point(もしくはコンピュータ)って、かなり最悪な組み合わせだと思うのは、私の気のせいじゃないハズ…。


06.01.2002 記(06.26.2008改)

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