Wednesday, January 25, 2006

足、いてえ

今日も老体に鞭打って剣道に行きました。
基本的に練習の始めにはいつも切り返し。

で、切り返しの最初の一歩、踏み込み足で面!の時に、思い切り右足中指を踏まれてしまいましたとさ。
いてえ、いてえと思いながら剣道してたら、指の爪から流血してることに気が付き…。

痛みが倍増いたしました。

やっぱり、ビジュアルの訴える力って偉大なものよね。
その前に、怪我せず剣道の稽古をするようにせねば…。

Lohnsteuerkarte (ローンシュトイヤーカルテ=就労カード)

今日はバイト先へのLohnsteuerkarte(就労カード)の提出日だったのですが…。

ドイツでは、労働許可を持っている学生であれば、就労カードなしに働くこともできるのですが、カードなしだと1ヶ月の最高給料が400ユーロまで。
この就労カードがあると、私の滞在+労働許可の状態から10%くらい税金を支払うことになりますが、400ユーロにこだわらなくてもいいのです。

このカードは1度、市役所(かな?Meldestelle)で申請すると、翌年からは勝手に郵便で自分のところに送られてくるのですが…。

今年送られてきたヤツ、まんまと私の名前を書き間違えてあるし…。
このカードによると、私は「やまおと」さんになるらしい。
ここで間違ったまま放っておくと、勝手に自分で間違ったくせにあとでいちゃもんつけられる可能性が大いにあるのがドイツという国。
税金の二重取りとかされてしまう可能性もあります。

なので、このクソ寒い中、わざわざ名前を変更しに行きましたとさ。

そして待つこと、20分。
やっと自分の番がまわってきて、「名前が間違ってるので、変更してください」と言ったところ…。
「あなた、パスポート、持ってる?持ってないの?じゃあ、持ってこないと変更できないわよ」だって。

…ええ、分かっていますとも。
パスポートを持っていかなかった私が悪いのでしょうけど、それ以前に重要な書類の名前を間違って送ってくるなよー!

また来るのがホントに面倒だったので、「このカード、このままで(名前間違ってるけど)使えますか?」と訊いたら、「え?その書類、名前が違ってるからもちろん無効よ!」だって。

分かってる…。
ここで言い返したところで進展しないのは…。
でもこのムショーな腹立ちをどうしてくれようか…!

何かあるたびにパスポートが必要になる生活。
しかし、パスポートなんてうかつに持ち歩きたくないし、第一、そこには私のドイツでの現住所が記載されていない。
現住所の書類を出してもらうこともできるけど、これも写真が載ってないヤツだし、A4と大きいし。

ドイツ人ならば、Personalausweisというものがあって、写真から現住所、髪の色やら瞳の色まで記載されてて、しかも普通のカードよりちょっと大きいくらい。ちゃんと財布に入る大きさ。
日本に住んでるドイツ人の友人が持ってた外国人登録証みたいなものを、こっちではドイツ人が持ってるわけです。

結局、就労カードはバイト先に提出できず…。
バイト先の友達に「私、今日が締め切りなんて知らなかった…!あなたも提出できないっていうけど、それってだいじょうぶなのかな?」と言われたけれど。

だって、持ってないんだから仕方ないじゃん…。

Tuesday, January 24, 2006

サウナ

週末にオーストリアで、ヨーロッパ体験の温泉に行ってまいりましたー。
こーれーがーかなり、カルチャーショックだったのですが…。

だって、男女混浴ですよ、温泉ランドまるまる。
男女分かれてるよりも、混浴の方が普通なんだって、奥さん!
そして、温泉よりもサウナがメインでございました。

ジャグジーみたいなお風呂が2つだけのところに、サウナが全部で6つか7つ。
もちろん、みんな老いも若きもマッパです。
最初、どうしていいか分からずに、水着で入ったら、みんなに笑われてさ。
「あ~あ、観光客…」みたいな。

現地で知り合った日本人のSさんと一緒だったのですが、最初は2人でオロオロしてたけど、途中からどうでもよくなって。
その辺のにーちゃん、ねーちゃん、オバハンやらオイチャンやらとマッパでサウナやらジャグジーやら入ってました。
最終的には同じ剣道セミナー参加者の人たち(男)とも平気で一緒にサウナ入ってたしな…。
さすがに日本人のK先生とは一緒にならなかったけど。

こっちの人たちはサウナ好きだし慣れてるみたいで、気温80度に湿度30%のサウナに30分くらい平気でいるし。
「あんたたち、サウナ慣れしてないでしょ?水着来て入るし、普通20分は入ってるところを7分で出てきた」とかサウナで知り合ったおっちゃんに言われたのですが…。

日本人にとってメインは温泉であって、サウナじゃありませんから!
温泉なら20分はつかってられるのになー。
露天風呂でポン酒、というのが私にとって正しいお風呂の楽しみ方です。

オーストリアにて

オーストリアの剣道のおとついの夜にドイツに戻ってきました。
現地は思ってたよりも寒くなかったです。
でも、やっぱり雪積もってたけどね。

さて、ハリー君とうちのJ君、そして私の3人で往復10時間以上の旅になったわけなのですが、かわいい顔した中身おっさん・ハリー君の大活躍でございました。
行きも帰りも1人で喋りっぱなし。
私もよくしゃべるほうですが、ハリー君には負けます。
帰りは剣道のみんなでレストランに行ったのですが、そこでもオーストリア人相手に2時間独演会状態で、その後、私達を相手に車中で5時間以上…。
オーストリア在住の剣道のK先生は「…彼、典型的なドイツ人だよね…。よくしゃべる」とおっしゃっておられました。

…いや…!先生、ハリー君は特別です!
確かにドイツ人、議論好きで「そんなこと、自分で考えろよ!」ってことまで突っ込んで訊いてきたりするけど、独断と偏見に満ちたことを滝のように喋り続けるのなんて、私の知ってる中では剣道コーチ・Fさんとハリー君ぐらいっすよ!

…しかし、K先生、Fさんのこともよく知ってるから、いまいち説得力がなかったようです…。
そして、K先生、Fさんのことが苦手らしく、私達3人とは微妙に緊張感のある距離をおいてらっしゃったような…。
「Fの道場から来てる連中、要注意」みたいな…。

実は過去にも似たようなことがあって、ちょっと悲しい。
確かにFさん、好き嫌いのはっきり分かれる人なのですが、Fさんと交流があるだけで、私を警戒する人もいるみたいです。
まあ、逆に私も、私が苦手な人と大の仲良しの人に知り合ったら、最初は警戒するだろうけどね。

さて、セミナー自体はかなり実りあるものだったと思います。
基本のみをきっちりやるスタイルでした。
でも、基本ってホントに大切なもので、基本が出来てなかったら応用なんてできないし。

しかし、もう1つ気になったのが、参加者のオーストリア人たちが、自分達の道場仲間で固まってばかりだったところです。
これはでも、道場のカラーによるみたい。
オーストリアの某L市から来てる人たちはかなりフレンドリーな人たちだったし。
まあ、参加者の半分くらいがお隣のチェコから来てて、ドイツ語が喋れない人たちだったのだけど、私達は同じドイツ語を喋るんだから、もっと交流があってもいいのに、と思ってしまいました。
そんなわけで結構な疎外感を感じてしまいました。

それから、オーストリアのドイツ語。
ドイツのものとかーなーりー違います。
オーストリア人同士で話してるとほぼ聞き取れませんでした。
オーストリアの人が何か言ったのが分からなかったので、ハリー君とJ君に後で訊いてみたら、2人とも何言ってるか分からなかったそうな…。
あんまりにも言ってることが分からないから、こっちの言うことも通じてないのかと思ってしまったり。
そうしたら、ちゃんと私の言ったことを理解してくれてるので今更ながらびっくりしたこともあったなー。
オーストリア人に言わせると、ドイツから来てる人たちを話すときはかなり神経を使って、標準ドイツ語を話すようにするそう。
…それでもたまに分からないくらい訛ってるんだけど…。

そこで、うちのJ君が言ったのが「なーんかさー、外国にいるって気がするんだよね。言葉も違うし。結構疎外感もあるし…」。

イヤ、アナタ、ここ外国ですから!
そーんなこと言ってるからドイツ人はオーストリア人とスイス人に嫌われんだよ!

Thursday, January 19, 2006

やっと本店の方をを更新!

ほぼ5ヶ月ぶりにイタリア・剣道の旅 の続きを書きました!
まだ終わってないのは、ご愛嬌ってことで…。
あんまりにも久しぶりすぎて、Geocitiesのアップロードの仕方を忘れてたり…。Geocitiesのデザインも変わってたので、どこ押したらいいのか分かんなかったのです。
イタリア旅行記は次回でやっと終了ですが、これも今月中にはなんとか更新いたします。
宣言しとかないと、書かなさそうなの、ここに書いておきます。

耳栓買いました

明日から再び剣道旅行に行って来るわけなのですが、そのために今日は朝から洗濯だの、買い物だのに走り回っておりました。
どういうわけか、昨日いきなり、うちのJ君が「俺も一緒に行くー。剣道するぞ!」ということを言い出しまして、「買い物する時間ないから、必要なもの、買っておいて」と言われて…。

つか、私もバイトがあるんだって。
ずっとさぼってたせいで、めちゃノルマがたまってるんだって(
自業自得なんダケド)。

そんなわけで、お店の閉店時間ギリギリまでバイトして、その後、お店に駆け込みました。
買ったものというと…。

①朝ご飯用のパン(食事は自分でどうにかせにゃならぬのです)
②ミネラルウォーター(すごく重要)
Isoマット(道場で、寝袋に包まって寝るので、寒さ対策とちょっとでも床が硬くないように)
④そして、耳栓(必須)

④はね…、持ってかないとダメなのです。マジで。
この間のセミナーでも、コンテナで
20人くらいが雑魚寝してたんだけど、すんごいイビキの人がいてね…。
あんなにすごいの、初めて聞いたっていうくらいのレベルでございました。
あんな「
ZZZZZ…」とかいうイビキはアメコミの想像の産物だと思ってたのですが、いるのね、ああいう難しい発音を無意識にできる人って…。
ホント、
Zが空中に舞ってたわー。
これが
3時間以上も延々と続いたために寝られず、次の日にヘロヘロになったので、今回は耳栓を買ってみました。

同じコンテナで寝てた知り合いが以前に参加した居合道の合宿には、このクラスのイビキをかく人5人に、この10倍はうるさい人3人いたそうで、耐え切れずに15分おきに誰かが起きてはうるさい人を起こしてたそうな。
そういや昔、イビキのうるさい囚人が牢屋で同じ房の囚人に殺されてしまうこともあったみたいだけど…。
さすがにアレが毎日だったら、耐えられないわな。

かく言う私は削岩機のような歯軋りを噛むそうでっす。

Tuesday, January 17, 2006

雪が降ってます

なんだか寒いと思ったら、雪が降ってます。
これで一気にバイト行く気、消失。
でも行かねば。

今週末は寒くなるそうで、そんな寒くなる週末にワタクシはオーストリアのチロルです。氷点下15度になるそうな…。
…行きたくねーよ…。
実はまた剣道のセミナーがあるのですヨ。参加費用が安いとの、保養地なので温泉があるよー、とのことで申し込んでしまったのです。
ドイツにやってくる前は暑さよりも寒さの方がマシだとおもっていたのですが、こっちの寒さはホント、骨身にしみる寒さなのでね。気候が温暖な三重出身の私には堪える…。

ちなみにチロルはかのカリフォルニア州知事・アーノルド・シュワルツネッガー氏の出身地近くなので、やっぱりドイツ語圏。
しかーし、ドイツ語はかなり訛ってます。
シュワルツネッガー氏はたま~にドイツ語でインタヴューに答えているのですが、私には、これが結構聞き取り辛い。
この間行った、某南西ドイツのS市でシュヴェービッシュに悩まされた私。神経をよーく集中してないと聞き取れないので、最終的には面倒になって会話の2~3割をスルーしてたり。
チロルでの運命はいかに…!?

そういえば、シュヴァルツヴァルトの方にもう20年も住んでいらっしゃる日本人の剣道の先生は、かなりシュヴェービッシュ発音でしゃべってらっしゃいました。
こんなワタクシですが、某ドイツ中心に位置するH州に住んで5年。
H州訛りと標準ドイツ語の聞き分けがイマイチつかないと言うと、大抵のドイツ人にびっくりされます。

Sunday, January 15, 2006

Lakritze (ラクリッツェ=甘草エキス)

ヨーロッパならどこでも売ってる、あの真っ黒な飴とかグミ。
これってLakritzeっていう味なのです。
どんな味がするか、というと…。
う~ん…、ハッカみたいな、それでいてなんか嫌な甘味がある…。
わたし、コレが本当に苦手なんですよ。

一番最初に食べたのは、5年以上前。
ドイツに来て早々に語学学校で同じクラスだった人が、授業中にみんなで食べるために一袋買ってきてくれた時。
「あー、コレ、前から気になってた黒いグミだー」と思って、1個口に放り込んで泣きそうになった思い出があります。
せっかく買ってきてもらったものだから、吐くわけにもいかず、涙目になりながら「…ありがとう…」と言ったものの、もう2度と食うものかー!と思ったものです。
しかし、ヨーロッパ人には馴染みのものなので、このときに同じ机に座ってたスペイン人は1人で10個以上食べてましたが…。

ハーブの一種みたいだから、体に良いのなら我慢もできるけど、コレ、食べ過ぎると高血圧の原因になるとか。
良いこと無いじゃん!と、これ以来、このLakritzeを口にしないようにすごしてきているわけなのに、コイツの侮れない点が、うまく他のものに紛れていたりするところ!
昨日も歯磨き粉がなくなったので、新しいのを買ってきて、家で使ってみたら、Lakritze味でした…。

うげ…。
どうするよ、この歯磨き粉…。
よりにもよって、めちゃデカイチューブなんだけど…。

Friday, January 13, 2006

すみません、さぼってました

どうもお久しぶりです。
そして、新年、明けましておめでとうございます。
なんだか11月の頭に日本行ったきり、ドイツに帰ってきてないような具合に休止してたこのブログ。
つか、もう1ヶ月以上前にドイツに戻ってきてまっす。
更新停滞の理由としては…、

その1・ 12月初旬の展示会のために早めに帰ってきたのに、その展示会が1月末に延期になっていたので、やさぐれてた。
その2・ 剣道の昇段試験であわあわしてた(無事、合格いたしました)。
その3・ mixiの方は更新してたので、サボってる気がしてなかった。


理由としては、その3が一番大きかったと思われます。ハイ。
今日からは心を入れ替えて、Bloggerの方も更新いたしますので、ぼちぼちのぞきに来て頂けるとうれしいです。
mixiの方の日記とこちらの内容は、ほとんど同じだと思われますが、mixiをやってらっしゃる方がいたら、そっちものぞいてみてくださいな。

そして、夏の剣道旅行+Fさんの後編、もう4ヶ月以上放置してあるじゃないかよ!と…。
近々、更新いたしますので…。
ホント、すんません。

こんな私ですが、今年もよろしくおねがいいたします。

うちの大学の哲学者

大学の講義に「美学」というものがある。
そして、その講義の担当講師が哲学博士のF先生。
このF先生、こう30年近く、うちの大学で毎週1コマを担当しつつ、演劇活動もしている65歳くらいおじさま。
そして、彼の講義はというと、「…なんでこの講義のタイトルが美学なんだろう?」という感じのもの。
何度か講義に出てみたものの、いつも途中で挫折してしまうので最後まで通ったためしがないのです。

基本的にこっちの哲学ってキリスト教を土台としているので、そこから話を展開されてもピンとこないっていうのもある。
ただ、一番耐えられないのは言語を使って人をやり込めようとするスタイル。
どれだけその理由付けが納得できないものでも、相手にしゃべる隙を与えないので、あっという間にちがう話題に転換されてしまうのですよ。

まあ、講義以外はただのちょっと変なテンションのおじさまってだけで、害はあまりない、ハズなのですが、このF先生、日本の能とかそういうものの衣装に興味があるらしく、ことあるごとに大学の廊下でも話し掛けてくる。
あんまりにもうるさいもので、私の家にある本を貸してあげたら、今度は返してくれない…。
おとつい、やっと大学で捕まえて、「本を返してください」と言ったら、「明日(つまり、昨日ですな)大学に持ってくるから、1時に取りに来て」と。
他に全く予定もなかったし、いつまでも長引くのが嫌だったので、昨日わざわざそのためだけに大学に行ったら…。

「あ、ほかにいろいろ持ってくるものがあったから、忘れた」

ちょっと待ってよー。
私、この本のためだけに往復2時間掛けて大学まで来たのにー。
F
先生、「来週の木曜日には必ず持ってくるから!」って言ってたけど、そんなの当てになりませんよ。
だって、つい昨日のことまで忘れちゃうような人なんだし。
「私、今学期、大学に来ること、ほとんどないので、うちの学科の秘書さんに預けてください」とはっきり言ったんだけど、とりあえず、電話番号を交換して連絡を待つことに。
今になって思うと、本を貸した私が馬鹿だったんだけど(実は過去にも貸した本が返って来ず、散々催促した)…。

先生、そんなだから3回も結婚したんですよ。