Monday, October 03, 2005

FederweißerとRoter Rauscher


昨日、8月にパリに遊びに行ったときに買ってきた赤ワインを開けてみました。
昨日までは「ワインは白がいいのー!だって、赤って渋くって、変な後味があって、おいしくないんだもん」と思っていたワタクシですが、スーパーで売ってるような安物の赤が渋くって、変な後味のあることが発覚。
うまいのよ、これが!
私にしては結構奮発したワインだっただけに嫌いな味だったらどうしよう、とちょっとドキドキしてたんだけど、かなり満足。うふふふふ。

さて、ドイツには9月末から10月にかけて、今の時期だけ飲める特別なアルコールがあります。
Federweißer(フェダーヴァイサー)とRoter Rauscher(ローター・ラオシャー)と呼ばれるもので、ワインになりかけている葡萄ジュースです。
Federweißerの方が白ワインに、Roter Rauscherの方が赤ワインなるハズの、甘いお酒で、Zwiebelkuchen(直訳すると玉葱ケーキ。パン生地の上に玉葱をスライスしたものが載ってて、甘くはない)を食べながら飲むのが一般的な模様。
これ、今の時期ならどこの町でも広場に1つはスタンドが立っているので、1杯から頼めて飲めます。
スーパーにも瓶入りで売ってるかな。
ただ、スーパーで買うとまだ十分に発酵してないので、時期を早まるとタダ甘いだけの葡萄ジュース。
なので、家で飲みごろを待つ必要があります。
瓶の側面を見ると、炭酸飲料のように、気泡が下から上に上がってくる様子が見え、そのために、スーパーでも瓶のふたに穴が開いていて、発酵している空気を外に逃がすようになっています。(なので、瓶を倒すと大変なことになる)
そして、十分発酵したら、早く飲んでしまわないと、発酵しすぎて、ただのあんまりおいしくないワインになってしまうという、手間のかかるもの。

Federweißerの季節になると、絶対に一瓶は買ってしまう私。
ただ、糖分が多いので、異常に脳にアルコールが回るの、早くって。(ちなみにrauschenとは、「酔う」という意味)
Federweißerの季節が終わると、ドイツも本格的に冬だなー、と思うと、ちょっと憂鬱になってみたり。
だからこそ、気持ちよく酔う必要があるのかもね。



これがRoter Rauscher!

No comments: