Friday, May 04, 2007

赤い航路

今日、電気屋さんでウィンドウショッピングをしていたところ(根っからのオタクなので、日本では暇だと本屋、ドイツではDVD/CD置き場をウロつく習性があるのです…、私)、ロマン・ポランスキーの「赤い航路(原題は"Bitter Moon")」のDVDを発見。

うおおおお、欲しい!
最初に見たのは、確か10年位前。
大学2年か3年くらいのころに、ビデオレンタルでカセットを見つけて。
題名だけは公開当初から知ってて、確かうちの高校の先生で映画オタクとして有名だった人が、「こういう映画が津市で公開されるという事実がすばらしい」とかレヴューを書いてたのでいつか見たいと思っていたのですよ。
この映画を見たその夜、ものすごい悪夢にうなされた記憶があるので、忘れられない作品です。

倦怠期を迎えた英国人夫婦(ヒュー・グラントとクリスティン・スコット・トーマス)がこの状況を打開するために出かけた船旅の最中に、車椅子の男とその魅力的な妻に出会い、その男から、彼の妻との馴れ初め、そして現在の愛憎関係を告白される、というような内容です。
男のエゴイズムと女の怖さと、究極の愛情。

倦怠期のカップルが2人で見るとお互いを見直せる機会になるか、人間不信になるか、どっちかというような極端な内容だったような…。
そして、いつもの話ですが、男を狂わすファム・ファタール役は監督の妻、エマニュエル・セニエ。
同じくロマン・ポランスキーの「ナインスゲート」でもそうだったけれど、こういう怖い役、似合います…。

前に見たのはハタチそこそこだったから、今見たらまた趣が違うんだろうなー。
ただ、見るとすんごいブルーになる映画なので、精神状態良好の時に見ないと沈み込みそうなんだけど、見たいっす。
かなりお勧めな作品なので、チャレンジャーな方はぜひ。

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