Tuesday, January 30, 2007

幸せのちから

この間、電車を待ってる時間が3時間ほどあったので、映画館に足を運びました。
夜行バス待ちに東京でよく使った、時間つぶしの手の1つが映画だったのですよ。

さて、映画館に行ったものの、ドイツの映画館は夜の上映がメインなので、16時以前の上映なんてほとんどない状態。
あったとしても、ごくごく子ども向けのもの(アニメとか)なので、どうしたものか、と悩んで結局、ウィル・スミスと彼の実の息子、ジェイデン・クリストファーの映画「幸せのちから」を見ることにいたしました。(親子の愛の物語なので、年齢制限がなく、14時上映があった)

軽くあらすじを書くと…。

医療機器セールスマンのクリスは時代に合わないモノを販売しているせいで、家族を養うことも家賃を払うこともままならない。
生活苦からついに奥さんは家を出て行ってしまうが、父親を知らずに育ったクリスは、息子を奥さんには渡さず、自分のもとで育てようとする。
そんな中で見つけたのが、株のブローカーの半年研修。100人以上の候補者の中から20人の研修生が選ばれ、半年後には、その20人の中からたった1人だけ、本採用される。
しかし、その半年間、給料は一切出ず、半年後の雇用も約束されない。
それでもクリスは、半年後の雇用に望みをかけて息子とともにホームレス生活に陥りながらも必死に研修に最善をつくす。

…といった感じです。

……………実話に基づいたサクセスストーリーだとのことですが、内容の95%以上が「金なし、時間なし、家なし」で駈けずりまわる内容なので、こ の主人公ほどではないものの、「金なし、家なし」の私(←お金はいつもないし、2月から住むの部屋を探しに行ったけど、それが見つからない)には、やたら と「…明日の自分かもしれない…」とムショウに悲しくなってきたのですよ。
残高が20ドルで、アパートからは家賃滞納で追い出され、息子とともに駅のトイレで寝るシーンとか、この映画を見た日がやたらと寒かったせいもあって、「私、今これをやったら、次の日に凍死して見つかるかも…」と考えなくってもいいことを考えてしまったわけです。
結局、最後の最後にハッピーエンドで終わるわけですが、「こうやって幸せになれない人の方が多いんだろうなー…。私もその他大勢の、チャンスをつかめない人間かも…」と思うと、見も心も凍える気がしました…。

この映画は、比較的あったかい日に快適なところで、お金と家の心配がない人が見るのが正しいと思われます…。

つか、私、ほんとに部屋が見つかりません…。
2月いっぱいの部屋だけは借りれたのですが、後の9ヶ月(11月半ばまで)どないせーちゅうねん。

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