Thursday, April 28, 2005

宇宙のどこかの…

今年は日本における「ドイツ年」、そして来年はドイツにおける「日本年」。
そんなこんなでドイツと日本の間で、今年、来年と文化面での交流事業が多数開催されます。

なんとうちの大学でもそういうプロジェクトがあるんですねー。
私の大学とあと2つの大学、そして日本の3大学との交流事業で、「ドイツ・日本のライフスタイルを紹介しよう」というものらしい。
そして、今年の11月にはプレゼンを引っさげて、そのメンバーで日本へ行こうじゃーありませんか!というのが、大体の計画。
…すみません、私、日本への航空券がタダででるかも…!という不順な理由でこのプロジェクトに参加してます…。
まあ、他にも理由はあるんだけど…。
そういうわけで、今週の火曜日にドイツの3大学での共同の話し合いの場がもたれました。
1ヶ月に1度の割合でこういう話し合いがもたれ、7月にプロジェクト自体を終了させ、後3ヶ月ほど英語に訳したり、などの準備期間を経て、日本へ行くことになるらしい。

………ですが………!
なんだか日本に対して、みんなすごいイメージを持っているみたいで…。
例を挙げると…。

・ 日本でホテルと言えば、カプセルホテル!(私はテレビ以外でカプセルホテルを見たことがない)
びっくりするほど狭いに家族4,5人で住んでいる!!(東京なんかの大都市ではそうだけどね…)
は食わないらしい!!!(魚ばっか食べてると思われてるみたいデス)
・ ソーセージがないらしい!!!!(もちろんあるよ、伊藤〇ムのバイエルンとかね…)
・ 高校生の女の子はみんなブランドバックを持っていて、それを買うために売春したり、パンツを売ったりしている!!!!!(おいおいおいおい…)
・ そして、中国、韓国、日本、とにかくインドくらいまでのアジア地域では同じ言語を使用しているらしい!!!!!!(年配の人にはよく訊かれるこの質問…)

ていうかー。この日本訪問機関は10日間くらいになるらしいのですが、「東京に行った後に九州行って、京都も行きたいねー。あ、秋葉原は外せないなー。それから、河童橋(食品サンプルが買えるところ)!築地の魚市場にも!!天皇陛下にも会いたいなー」ってみんな言いたい放題なんですケロモ。
そして、「Expoのドイツサイトには、ノイシュバンシュタインとミヒャエル・シューマッハーの写真しかない!そんなステレオタイプな!」という不満があるらしい。
まあ、どっちもどっちかな…と。
相互理解を進めるためのプロジェクトなので、最初はこんなもんかな。
日本の大学の人たちも、なんだかとんでもないこと想像してるかもだし。

私、本当に彼らと一緒に日本に行くのですか?
それはそれで面白そうだけど、なんだかたまに、宇宙のどこかにある、全く別の惑星から地球にあるドイツという国にやってきた、と感じるときがアリマス…。

ちなみに、こういう↓本がアリマス。
日本に滞在していたことのあるドイツ人が書いた、「変な日本人観察記」みたいなものらしい…。

3 comments:

Anonymous said...

えー。いいなー!!!ヤマモトさん『タダ』で日本に行けるかも、なの!?いいなーいいなー。
すっげー羨ましい!!
どうしてうちの大学でそのプロジェクトがないんだろう~???

それにしても「知らないちゃん」なドイツ人と日本に行くのは大変そう・・・。

私の友達も「日本人と中国人は同じ言語を喋ってる(違いがあったとしても方言程度)」って思っていた子がいました。
後は「日本に原爆を落としたのはナチスだ」とか、「日本人は皆ホッホハウスに住んでる。家はない」とか、お前らヨーロッパ以外の国は知らんだろって言いたい体験は結構あるなあ・・・。

ところでヤマモトさんが紹介してる本ってビートたけしの外人集めて討論させる番組にでてたドイツ人が書いた本じゃなかったっけ?
私は読んでないけど、ヤマモトさんは?
面白かった?

あー。とにかくすっごい羨ましいです~。

Anonymous said...

ヤマモトさんこんにちはー。
アジア系がみんな同じ言語喋ってるという勘違いは私もされましたー。でもドイツ人の友人が日本に来た時に「ドイツでは何語を喋ってるんですか?英語?」と聞かれてひっくり返ったとか。ガイジンは皆英語を話すと思ってるんだろう!と言われてしまいました。

カプセルホテルと異常に狭い部屋もよく聞かれます。あと主食は寿司でしょ?、とか。

あの本は"ここがヘンだよ日本人!"に出てた方が書いたそうですね。随分と前に勧められたのにすっかり忘れていました。私も読んでみたいです。確か日本語版も出てるんですよね。

こたつ said...

ぐっちーさん、しょうさん、こんにちはー。

返事がめちゃめちゃ遅くなってしまってすみません…。
どうにか大学の方が落ち着いてきたので、今更レスです…。

今日もゼミのミーティングがありました。
やっぱり、痛い勘違いも多少残ってますが、まあいいか、と放置しておいてます。

それからこの本、やたらとゼミメンバーの間で出回っているみたいです。
まあ、日本社会の問題点に触れる部分も多々あると思いますが、読んだ人の話を聞いてると、どうもかなり主観的に物事を捉えているような感じも…。

確か、日本語版が最初に出て、ドイツでも発売された、みたいなことを聞きました。
ところであのテレビ番組、もうなくなってるんですよね?
この間、日本に帰ってときにもうやってなかった気がするので。