Tuesday, August 28, 2007

Studiengebühren (シュトゥディーンゲビューレン=授業料)

ついにうちの州でも導入されました、授業料。
前までは、規定ゼメスター(学期)数+4ゼメスター以上学生やってる人のみ、毎学期500ユーロの授業料の支払いが義務だったのですが、来学期(1ヵ月後の10月1日)からは、1学期目だろうが、20学期目だろうが、関係なく500ユーロ徴収されるのです。
これに加えて学生費も別にあるので、学生は半年で700ユーロ近くの払い込みが必要となるのです。
これ、バーデン=ヴュルテンベルク州(シュツットガルトが州都の州)ではすでに導入されているし、ハンブルグでも私の大学のある州と同じように、来学期から導入。
近いうちにドイツ中のどこでも導入されそうな気配がします、授業料…。
まあ、でも日本の大学の授業料を思えば、相変わらずめちゃ安なのは言うまでもありませんが。

今日、その件で大学の秘書課に行ってきたのですが、まあ、秘書さんのくたびれっぷりはすごかったっす…。
ホント、秘書課に来る学生全員が、どうにか授業料を払いたくない!っていうことで抜け道を探しに(あるいは、秘書さんに直談判しに)やって来るんですから、ハイ。

一般的対策として挙げられるのは、休学。
これなら授業料は払わなくってもよいのですが(学生費は支払わないとダメ)そうなると、学生全員休学しかねないので、ちゃんとした理由が必要。
企業研修や病気、産休なんかの理由が必要で、企業研修なら、受け入れ先企業の証明書が必要となるのです。

でも、みんなそんなこと知らないので、秘書課に来ては「バイトが忙しいので休学します」やら、「研修やるので、休学します(でも証明書も申請書もなし)」って秘書さんに言って、「そんなの認められないわよ」と追い返されている次第なのです。

で、私は…、と言いますと…。
一応、卒業試験中で、その試験も11月の頭に終了予定なので、除籍しようか(卒業試験中なら、除籍しても試験続行できる)とか思ってたのですが…。
そうすると、10月以降、モデル制作の際にも工房に出入りができなくなる上に、今借りている大学のさまざまな工房の鍵を全部返却しなきゃならなくなる、ということが発覚。
…鍵はなくってもどうにかなると言えばそうだし、工房も使わせてもらえるだろうけど、もし事故が起こった際に、大学側に迷惑がかかるし、もしデカイ機械を破壊したりなんかしたら、全額弁償とかシャレになんないし…。
もちろん、大学でモノを壊したことなんてないけど、こういうことっていつも都合の悪いときに限って起こるんだよねー…。

というわけで、休学届けを提出し、学生費を払い込みましたー。特別措置として卒業試験の学期に限って、休学扱いにできるのです。
結果から言うと、私たちの代がドイツ学生天国最後の恩恵を受けた世代と言えるのではないかと…。
…これから勉強し始める人は大変だなー…。

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