Thursday, February 14, 2008

最近、ブームなこと


数日前に実家からダンボールが一箱、到着しました。
中身は、本に食べ物、そして…、着物です!
実は、日本に帰国していたときに着付け教室に通って、どうにか着付けができるようになったのですよ。

お花もお茶もやらない私がどうして着付けかといいますと、うちの実家が結構田舎なので、嫁入りに着物をもって行くことは当然、という環境でして。
もうここ数年、廃れてきた慣習らしいのですが(最近ではせいぜい、留袖と夏用、冬用の喪服くらいだそう)、うちの母の時代には何着もこしらえて嫁ぐのが普通だったそうです。

姉が結婚した頃(15年前)には、まだ嫁入り道具を積んだトラックを道で良く見かけることもあったし、姉は新品の着物を何着も持って結婚したのですが、私は「着る機会もあんまりないし、着ても苦しいから、着物なんて要らない」と宣言してあったのです。
というわけで、色留袖と訪問着は1着づつ作ってもらってあったのですが、他は母の着物を貰い受けることになっておりました。

が、これが結構いっぱいありまして…。
しかも、母も一度も着なかった着物も何着かありました。

実は「私の着物をあげるから、こしらえはしない」と言われてはいたものの、そんなに興味はなかったのです。
それがなぜ、今になって着物か、と言いますと…。

太ったからなんですよー。
ここ数年、なんだかんだで結婚式に招待されることが多く、いつもいつも着て行くものに困るのがお約束となってました。
だって、今の体系で下手なヨソ行きドレスを着ると、和田○キコさんみたいなすごい迫力になってしまうのです…。いや、わははの梅ちゃんみたいと言った方がいいかも…。
要するに結婚式に招待されたって雰囲気とははるかにかけ離れた、自分が主役のディナーショーみたいな感じになってしまって。
なので、いつもいつも着ていく服には頭を悩ませていたのです。

そこで、「着物があるじゃーないか!」ということになって。
これなら、ある程度は体系を選ばないし、あれこれ小細工しなくても「お呼ばれしました」風の雰囲気はでるし。
で、1回着てみたら、周りには結構好評だし、ちょっといい気になってしまい…。

要するに、はまってしまったようです。

で、この間帰国した際に母に「とりあえず、着ない着物で、オランダ持ってってもいいやつをちょうだい!」と絹のものは、手荷物で、ウールのものはSAL便で送ってもらうことになりました。

先にも書きましたが、とりあえず基本の着付けはできるようになったし(怪しいところもまあ、ありますが…)、着物や、着付けに必要な道具も全部持ってきたし。
あと必要なのは、着物を着る機会でしょうか…?
ここA市がいくら都会って言っても、着物着て歩いてたら、大なり小なり浮くだろうし。
それにこの微妙に湿った天気の中で下駄履いてでかけるのもなー。

なので、たまに家の中で着るだけにしています。
で、出かけるときには1度脱いで、また洋服に着替えて…。
着物生活への道は険しそうです…。

(写真は和裁ができた祖母が母のために作った、ウールの着物です)

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